八王子のレッドツェッペリン
 
「八王子のレッドツェッペリン」(木根尚登・角川文庫)バンドつながりでもう1冊。ご存じ、TMネットワークの木根尚登が、そのバンドの「結成前夜」とも言うべき青春時代を描いた物語。フィクションとノンフィクションの境がはっきりしないのがまたいいのですが、まぁ、ラストシーンの「八王子市民会館のアマチュアバンドのコンサートにジミー・ペイジが出てきちゃうところ」は、少なくともフィクションでしょう。でも、70年代半ば、三多摩地区でバンドやってた青少年たちには臨場感を持って充分堪能できること請け合いです。それにしても、作中八王子市民の主人公が「東京都民でありながら、都心に行く時には『東京へ行く』という」とあるのには、笑ってしまいます。あれから30年、我が家の方では未だに「東京へ行く」どころか、八王子市民でありながら「八王子に行く」と言ってますけど、それが何か?って、「おまえは大前春子かっ?」って、「おまえはタカアンドトシかっ?」。いや、取り乱しました。「ところで旦那、次回は青春ものでも、落語がらみでこれまた胸キュン(古いっ!!)ものをご紹介しますぜ」。またまた、引き続き、ごひいきのほどを。
弦六の読みっぱなし・書きっぱなし
2007年3月28日水曜日