ビート・キッズ
 
「ビート・キッズ」「ビート・キッズⅡ」(風野潮著・講談社文庫)。1作目の裏表紙に「中学のブラスバンド部を舞台に炸裂する青春を、大阪弁のリズムに乗せて、涙と笑いてんこ盛りで描いたパーカッション新喜劇」とあったので、思わず手に取った本です。この著者ははじめて知りましたが、読み始めたら一気読み。さらに続編があると知り(2作目は主人公がバンドを組んでの「ロックンロール新喜劇」とあって)、それも一気に。中高生向きに書かれたものだろうけど、いやいや大人が読んでも充分楽しめて、そして泣かされます。コテコテの大阪弁の軽妙なやりとりで笑い、あれやこれやで泣かされる、落語や「寅さん」につながる、「喜劇の王道」の構成です。特に私のような「元バンド少年」のおっちゃんには、「青春の追体験」もできたりして。いいなぁ、青春。いいなぁ青少年諸君。とにかく喜劇好きの人には、読んで損のないおすすめの2冊ですが、「旦那、次回は年代物ですが、バンドもので出物がありますんでご紹介しますぜ」。引き続き、ごひいきのほどを。
弦六の読みっぱなし・書きっぱなし
2007年3月26日月曜日