「えー、多少遅れましたが、次は間欠泉ゲイシールにてランチタイムとします。集合時間は14:30。いいですね14:30です」とアナウンスした後、「14:30」とメモした紙を俺に手渡すガイド。えー、遅れたったって5分くらいじゃん。なに北欧の人って時間厳守なの?
ランチタイムはさっき勝手にとってしまったので時間あまりまくりだ。なんか科学博物館みたいなとこがあったのではいってみる。するとそこに巨大な女の顔が! と、それが今回の目次の写真ですね。これは立体的に人間の顔の形に作ったスクリーンに、顔の映像を投射してるだけなんだが、やたらリアルに見える。この顔がしゃべっていろいろ科学的な説明をするわけだ。内容的には有珠山の火山博物館といったかんじ。常にゴゴゴゴゴとか言ってる。
寒いが、間欠泉のとこまで行きゃ多少はあったかいかと思いきや、あったかいどころか寒風がびうびう吹いて全てが凍り付きそうだ。温泉の蒸気も一瞬で冷やされるし。温泉も吹き出し口以外は全部凍ってんだもん。
常にあたたかいコーヒーを確保しておくため、間欠泉前のレストハウスに、常に長官と俺とどちらかが待機し、一人ずつ間欠泉の写真を撮りに特攻する作戦に出る。レストハウスから間欠泉中央部までは歩いて5分くらい。
まず長官が先に行ってくる。帰ってくると「あの日本人女が・・」と言う。例の日本人観光客のツアーがまた一緒になってて、その中に若い日本人女性のグループがいたらしい。で、誰もいないと思って日本語でものすごく汚い言葉を使っていたらしい。(なんだろう? 「この腐れチンボコ野郎が」とかだろうか)しかもそいつらは男がいる所だとしおらしくなっていて怒り倍増。旅終わるまでこの事でプンプンしていた。長官はアイスランドで買った防寒具でびっしり身をかためていたし、北欧団体客のツアーに参加していたから日本人だと思われなかったってことか。我々はこのように世界のどこからでもキミタチを観察しています。気をつけるように。
続いて俺が行く。そんな日本人女性客は見当たらないなあ。寒いからもう帰ったか。行きがけにバスの中をちょっと覗いてみる。だれも集まっていない。さっきテレビで時刻確かめたら1時15分だったからな。まだまだ全然楽勝だろう。でも奥までは寒くて行けず。10分くらいいたらさっさと帰ってくる。
帰り、いちおうバスの中を覗いてみると・・・あれれ? なんでもう全員集まってんの? ガイド「もう出発すんぞ・・・あれ、連れはどうした?」いそいでレストハウスで待機していた長官をつれてバスに戻る。現在ちょうど14:30。1時間失われた? これは「ザ・ワールド」の特殊能力・・ではなく、さっきのテレビの番組が外国の番組で、時差が1時間あったためであったことが判明。ガイド「時間に間に合ったから今回は大丈夫」やっばりこの人たちはキッチリ時間通りでないと我慢できないんだ。あー危ない、今回遅れたら東洋人は時間守らないからダメだ、と差別されるところだった、と走り出したバスの中で思っていると、乗客の一人が手を挙げて発言。「すいません、さっきのレストハウスにサングラスとパスポート忘れてきました」バスUターン・・が道が細くてできないので道をずっとバックしてレストハウスまで戻る。よし北欧の人もミスした。これで俺たちの印象も多少薄くなるだろう。でもまあ別にこのツアー終わったら解散なんだからそういうこと気にすることは全然ないんだけれども。