星野ジャパン
 
さきほど、北京五輪アジア予選を兼ねたアジア野球選手権で
星野ジャパンが4―3で韓国を振り切り、通算2勝としました。
先制を許し、追いつき、追い越し、迫られる、白熱の試合展開。
まさに手に汗握る4時間、勝利が決まった瞬間を思わず熱くなりました。

この勝利で日本は3日の台湾戦に勝てば優勝となり、五輪出場が確定し、
韓国は通算1勝1敗で一歩後退。あと一戦ぜひ日本国民の期待に答えて欲しい。
抜群の投手リレー、適時の安打の連発、絶妙の選手交代、
星野監督の采配と選手の気迫に勝利の女神が微笑んだ。と思います。

「星野ジャパン」・・・いつのころからでしょうか?
チームのトップの人の名前を冠にしてそのチームの名前を呼ぶようになったのは。
星野ジャパン オシムジャパン 岡田阪神 柳本ジャパン・・・

戦後、日本はある意味でリーダーを作れないシステムを構築してきた。と思います。
総理大臣は、国民が選ぶのではなく議員達が選ぶシステムで、
議院内閣制である以上は仕方ないシステムではあると思いますが、 
いい悪いは別にして、限られた人間だけの中で選ぶ過程で何かしらの談合であり、
密室のやり取りがあったとしてもそれ自体は不思議なことではないでしょう。

大臣にしても公務員の世界にしても同様で、
いつでも首をすげ替えられるようになっている以上、
本当のリーダーシップを発揮できないシステムが出来上がってしまっている。 
ゆえに、最終的な責任は誰も取らないし、取れないし、取ろうともしない。

しかし、スポーツの世界では結果が全てである中で、
星野ジャパンといったようにトップの名前を付けて呼ぶのは、
そこにリーダーの資質やリーダーシップ、指導力、カリスマ性といったものを、
誰もが、無意識のうちに求め、期待しているように思えます。

市長も、村長も、町内会の会長も、 学校の校長先生も、 そして事務次官の先生も、
結局は、任期を終えると入れ替わり、任期をマイナスなく終えることを重視します。
民間企業の社長であっても、株主が喜ぶような経営方針を示し、
まず、少しでも利益をあげることに没頭せざるをえないから、
社長の人間力やリーダーシップを発揮する機会もなく、
また、それを慕って就職する人間はまずいない。

今の世の中、耳障りの心地よいきれいな建前ばかりが幅を利かし、
事なかれ主義がはびこる今、抜き差しならぬ状況があるように思えてなりません。
殊に政治の世界で指導者、リーダーシップを唱えると、
独裁者が生まれるとか、戦争が始まるとか、どこかの党が極論をぶつけてくる。
日本人はそんなに愚かな国民ではないと。私はそう思います。

過去の小さいことで、いちいち大臣を変えていたら、全く仕事が進まない。
有能な人間ほど、過去に良いことも悪いことも含め、
さまざまないろんな経験をしているでしょうし。
精廉潔白な人だけを選んで大臣にする事が果たして日本国民の為になるのだろうか。

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「なにひとつ落ち度や欠点のない精廉潔白な人に
 大臣や首相をやってもらえばいいのか。
 それとも多少の失敗やキズ、弱点があっても
 きちんと結果を出してくれるような有能な人、
 職責に身命を賭けて努力してくれる人がいいのか。
 普通の大人なら、政治家にだって精廉潔白な人なんて
 滅多にいないことを知っている。
 誰しも一個の人生を築いて、それなりの力を発揮するところまで行く過程の中で
 なんの波風もない、ひとつの過ちや落ち度も犯さないような人間なんて、
 まずひとりもいないことを、普通の大人なら知っている。」
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星野監督のオフィシャルページのコメントの引用です。ここに共感しました。

しちゃいけないこと、悪いことは悪いということは、当たり前の常識としても
物事には表と裏が必ずあるもの、光が当たれば影ができるわけで、
その部分だけをことさら荒立てて、すべて悪いかの如く論じるのはどうかと・・・。

昭和30年代の初め、大宅壮一が憂いた一億総白痴化、
平成の世、今や一億総評論家化を呈している状況で、
マスコミに洗脳され、あら探しだけを好む人種が増えてしまったのでしょう。
表向きのきれい事だけでが通じるわけないと思います。
きちんとやることをしてくれたら、擦り傷程度は流していいんじゃないかと・・・。

今日の韓国戦の戦いぶりと勝利で、星野仙一監督はリーダーシップを、
星野ジャパンはその心意気を、素晴らしいプレイを十二分に見せてくれました。
久々に野球に熱くなりました。


■12月3日追記
 星野ジャパン、みごと北京五輪行きの切符を手にしました。やりました。



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平成19年12月2日 23:56
 
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