スイッチバック
 
「スイッチバック」
今となっては聞きなれない言葉になってしまった。
別名「煤式自動連結器」とも言うらしい。
明治29年の鉄道操業開始当初から関西で唯一残っていた
JR和歌山線の北宇智駅のスイッチバックが3月17日で廃止されました。

「スイッチバック」とは勾配を緩和させるために
列車を折り返して運転させること。

蒸気機関車が走っていた時代ならともかく、
現代の列車はハイパワー化が進み、
簡単に急勾配を登ることができるようになったため、
スイッチバックは徐々に姿を消し、
全国に数ヶ所だけを残すのみになりました。

近代化の中でローカル線の情緒をとどめた
スイッチバックが廃止されるのは、
非常に寂しく残念なことですが、 
蒸気機関車時代の名残が
今まで残っていたことの方がむしろ奇跡的なことかも。

急な勾配を進路を変えて懸命に上り下りする姿は
河島英五の歌にある、時代遅れの不器用な男達の姿にかぶってしまいます。

始まりがあれば終わりがある・・・とは言え、終わりを迎えるのは寂しいもの。
その生まれを知らない人が聞いても、終わるという話を聞くと、
一抹の寂しさを感じてしまうものでしょう。

時代の趨勢の中、 また一つ、歴史の使命を終え、静かにその姿を消していく。




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平成19年3月20日 2:30
 
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