4/12 北京は燃えている!中国人の五輪熱
Saturday, April 12, 2008
 
不穏だ。少なくても、喜んでいられる兆候ではない。火をつけたのは中国当局で、煽ったのも当局だが、燃え上がり過ぎて、手に負えないことにならないか。
僕らは、オリンピアでの採火式での抗議行動から、ロンドン、パリ、
そしてサンランシスコと、聖火リレーに対する抗議行動を見ている。
中国国内でも、当然、各地の聖火リレーのシーンがトップニュースで報じられている。
ただし、国内向けに編集された映像だ。

 「チベット族の一部の破壊分子が暴挙に出た。」
 「偏向した一部の西側メディアが嘘八百を並べて
  我が国を貶めようとしている。」
 「我々の悲願である北京オリンピックをぶち壊そうとしている。」
中国の国民はずっとそれを見続けることになる。
車いすの中国人少女が殴られるシーンは何度も何度も流されたはずだ。

「チベット人は皆殺しだ。」
「CNNは抹殺だ。西側メディアは全部追っ払え。」
「敵国をオリンピックから排除しろ。」

中国に対する抗議行動が西側諸国でヒートアップするのと軌を一にして、
その何倍も何十倍もの勢いで中国国内の反感、憎悪、敵愾心が膨張している。

それでなくても人一倍プライドの高い民族だ。
中国5千年、中華思想、
世界は中国を中心に回っていると信じている。

もちろん、日常的に鬱積した不満がある。
格差は広がる一方だし、ほとんどは成長から取り残されている人々だ。

北京オリンピックに当たっては、やれツバを吐くな、タバコを吸うな、
風呂に入れ、身だしなみをきちんとしろ、大声を出すな、
事細かく当局から注意を受けている。
大半がそのレベルの人々だ。

そんな彼らに、
「中国と中国人が理不尽な攻撃にさらされている、はずかしめを受けている」
などと告げたら、その先は見えている。
怒りの炎は瞬く間に燃え上がり、燃え広がる。
ただ、その炎が当局の制御できる範囲に止まる保証はない。

天安門事件を見ても、反日抗議事件を見ても、
彼らの暴走は歯止めがきかなくなる。
今回は何しろオリンピックだ。ほとんどの国民が燃えている。
いったん暴走が始まれば、
いかに屈強な軍隊でも制御できないだろう。

今の時点でこれだ。
本番の8月までまだ何か月もある。
国内の少数民族ではなく、多数民族が大暴走を始めたら危険だ。
もはや北京オリンピックどころではなくなる。

hoelerさんのブログ『猿も笑うニュースな人々』4/11号より
▶ http://ameblo.jp/hoeler2008/
http://ameblo.jp/hoeler2008/shapeimage_2_link_0
■ 暴走直前? 不穏な気運をはらむ中華思想の過熱/hoelerさん
「私も泣いた。寸鉄も帯びない障害者がなぜ殴られなければならない? どこに人道主義がある?」—— パリでの聖火リレーで、車いすに乗った中国人少女走者が襲われ、トーチを奪われそうになったシーンを目撃したという中国人が、中国最大のネット掲示板に書き込んだ文。この少女は一躍「英雄」に祭り上げられた。