ナムウ氏の黙示録(後編)

モノドラマ

作,音楽:吉松隆 

ⓒ YOSHIMATSU,Takashi

 

voice:丹羽勝海

flute:中川昌三

sax:須川展也

piano/synth:吉松隆

perc:山口多嘉子



(1995年10月16日:北とぴあ音楽祭「吉松隆個展」)

上演時間:30’20” ・ 公開:2008/04/30

・・・前編から続く


4.苦悩

5.捕獲

6.絶滅


 この作品は基本的に「受難曲」でもあり、捕らえられて十字架にかけられるイエス(=ナムウ)と、イエスを裏切ったユダ(=ネネム)との物語をトレースしている。しかし、絶滅寸前の野生生物というのは、佐渡における朱鷺の話がベース。心を通わせるようになった最後の一羽を素手で捕まえるくだりは、キンを捕獲した宇治金太郎氏の実話を元にしている。
 また、最後の一匹となったメスを、次の世代の種族の男が恋する物語として見れば、ネネムとナムウの綾なす恋愛ドラマでもある。もしオペラ形式で上演できるならこの役は女性のバレエダンサーということになるだろうか。

 ちなみに、ナムウ(Namuh)というのは、Human(人間)の逆さ綴り。前半では一野生動物の絶滅のように見えた物語が、後半に至ると徐々に人類絶滅の物語だと分かってゆくという仕掛けになっている。


→台本と細かいデータはこちら

Clickすると再生が始まります。 音声のみの上演です。