●○●○● 三島由紀夫の万年筆
 
今回なぜ下田に行ったかというと、三島由紀夫と交流のあった方に会わせていただけるとのことで行ってきた。日新堂というお菓子屋さんの娘さんの横山郁代さんだ。日新堂のマドレーヌを三島由紀夫は好きだった。自決した年の夏に一ヶ月も下田にいたそうだ。そして最後に一本の万年筆を日新堂に置いていった。なんか普段と雰囲気が違うなと思っていたらあの事件が起きたそうだ。
 
これがその万年筆。指の脂で少しさびている。そのさびた部分があたるように持つと、左利きか、よほど癖のある持ち方だったことがわかる。僕は三島由紀夫についてあまり詳しくないのだが、横山さんと、下田に連れてきてくれた中澤さんによれば三島由紀夫は右利きだったという。もしそうならかなり変わったペンの持ち方をしていたことがわかる。
 
下田に連れてきてくれた中澤さんは前日の食事の際に横山さんにプレゼントと言って万年筆を渡した。なんとその万年筆がこの万年筆の復刻版だった。横山さんは震え上がるようにして喜んでいた。
上が復刻版、下が三島由紀夫が置いていった万年筆だ。
ボタンを押すとペン先が出てくる珍しいタイプの万年筆だった。
 
 
2006年7月13日木曜日