NHKニュース 2007年5月3日 18:15
"国民投票法案阻止に全力"
共産党の志位委員長と社民党の福島党首は東京都内で開かれた憲法改正に反対する市民団体の集会にそろって出席し、現在、参議院で審議中の国民投票法案の成立を許せば憲法改悪の動きが具体化するとして、大型連休明けの終盤国会では法案の成立阻止に全力をあげる考えを強調しました。
時事通信 2007年5月3日 16:29
改憲阻止に全力=護憲派集会であいさつ−志位、福島氏
共産党の志位和夫委員長と社民党の福島瑞穂党首は3日午後、都内で開かれた護憲団体による「5・3憲法集会」であいさつし、憲法改正を目指す安倍晋三首相の姿勢を厳しく批判するとともに、改憲阻止に全力を挙げる考えを強調した。
志位氏は「安倍内閣で憲法改悪への暴走が始まっている。こうした暴走を食い止めるため全力を挙げる」と述べた。また、首相が有識者懇談会を設置して集団的自衛権行使に関する具体的な検討に着手したことについて「研究とは名ばかりで結論ありきだ。絶対に許すわけにはいかない」と批判した。
福島氏は「(施行後60年間)誰一人戦争で殺していないし、殺されていないのが(現行憲法の)最大の功績」と指摘した上で、「今回の憲法記念日は憲法の危機の下で開かれている。変えるべきものは憲法でなく(憲法を改正しようとする)一部の政治家だ」と訴えた。
『毎日新聞』島根版 2007年5月3日 16:01
憲法9条:通行人らがシールで賛否 全国投票、関心高く227人が参加 /島根
◇「憲法9条守る?変える?」JR松江駅前でも
憲法記念日を前に、憲法9条改正についての賛否を問うシール投票が2日、松江市朝日町のJR松江駅前で行われた。憲法改正の具体的な手続きを定める国民投票法案が国会で審議されているさなかで関心は高く、約1時間で高校生からお年寄りまで227人の市民が投票した。投票結果は9条を「守る」184票▽「変える」22票▽「わからない」21票——だった。【御園生枝里】
◇結果は「守る」184票「変える」22票…
シール投票は、元レバノン大使で外交評論家の天木直人氏らが呼びかけ人となって、全国87カ所で実施されている「憲法9条守る?変える?全国投票」の一環で、集計結果は各政党や国会に届けるという。
県内ではこの日、岡山大名誉教授の野田隆三郎さん(70)が中心となり、市民4人で投票を呼びかけた。
通りがかった市民らは野田さんらの呼びかけに応じ、立ち止まって考えながら、三つの選択肢が示されたボードにシールの「一票」を投じていった。
野田さんは「次の時代を担い、憲法が改正されたら強い影響を受ける若者たちも、関心を持ってたくさん投票に参加してくれた。憲法改正の動きが急速に進んでいるが、国会は『9条を守る』が多数だったこの投票結果を尊重してほしい」と話していた。
『毎日新聞』広島版 2007年5月3日 13:01
国民投票法案:廃案へ、街頭宣伝−−憲法と平和を守る広島共同センター /広島
3日の憲法記念日を前に、憲法改正の手続きを定める国民投票法案の廃案を求め、平和団体が2日、中区本通で同法の問題点を指摘するビラを配るなどの街頭宣伝をした。
県原水協や共産党県委員会など20団体で作る「憲法と平和を守る広島共同センター」の主催で、約20人が参加。参加者は「改憲手続法(国民投票法)の廃案を!やっぱりえ〜で〜憲法九条」と書かれた横断幕を手に訴えた。同センター代表代行の尾野進・県労連議長は「改憲が目的の法案。憲法が改悪されて集団的自衛権が行使されると米国が攻撃を受けた際に日本も自動的に反撃に加わることになる」などと話した。【吉川雄策】
北日本放送ニュース 2007年5月3日 13:26
憲法記念日、平和憲法を守ろう
日本国憲法が施行されてから3日で60年を迎えました。
安倍総理大臣が在任中の憲法改正の実現を目指す中、富山市の街頭では憲法擁護を訴える団体が平和憲法を守るよう訴えました。
JR富山駅前で街頭宣伝やビラ配りをしたのは、社民党系の団体や労働組合で組織する憲法擁護富山県民連合です。
安倍総理大臣は在任中の憲法改正の実現を目指していて、憲法改正の手続きを定める国民投票法案も今月中の成立が確実となっています。
街頭宣伝では社民党の又市征治幹事長などが演説に立ち、道行く人たちに、憲法が改悪されて日本が戦争のできる国にならないよう平和憲法を守ろうなどと呼びかけました。
テレビ大分ニュース 2007年5月3日 11:30
憲法記念日
2007年5月3日は憲法記念日です。大分市では現在の平和憲法を守ろうとする講演会が開かれました。
この講演会は平和憲法を守る会・大分などが毎年、憲法記念日にあわせて開いているものです。
5月3日はまず主催者を代表して県平和運動センターの棚村和秀議長が「国民投票法案が衆議院で可決される中、平和憲法を守るための運動を広げていきましょう」と挨拶しました。
続いて一橋大学の杉原泰雄名誉教授が「憲法60周年に思う〜平和憲法は人類の宝」と題して講演を行いました。杉原さんはこの中で現在の安倍政権は憲法を無視するような政治を行っているとした上で現在の憲法9条を守っていく必要性などについて訴えていました。
一方5月3日の午後からは大分市内で憲法改正に賛成の立場での講演会も開かれることになっています。
岩手放送ニュースエコー 2007年5月3日 11:42
きょうは憲法記念日です。盛岡では今の憲法を守っていこうという団体の街宣活動が行われました。街宣活動を行なったのは社民党や労働組合などで組織する憲法擁護岩手県連盟です。JR盛岡駅前では街頭演説や護憲を訴えるチラシの配布が行われました。国会では憲法を改正する場合の手続きを定める国民投票法案が審議されていますが、憲法擁護岩手県連盟の伊沢昌弘議長は「国民投票法案では最低投票率も決められず、わずかな有権者の賛成で憲法改正に進む可能性もあるなど問題点が多い。憲法が施行されて60年となった今年、平和を謳う今の憲法の持つ意味を家庭や職場で改めて考えて欲しい」と訴えていました。
TBSニュース 2007年5月3日 18:55
改憲派・護憲派が集会、自らの主張訴え
安倍総理が憲法改正に意欲を見せ、与党が国民投票法案の来週中の成立をめざすなか、憲法施行からちょうど60年を迎えた3日、改憲派・護憲派がそれぞれ集会を開いて、自らの主張を訴えました。
「国民投票案が成立すれば、憲法はみなさんのモノになる。みんなで話し合って、妥協し合って、第一回の日本国民による憲法をつくろう」(中曽根康弘 元首相)
天皇を元首とすることや、国防軍の保持などを明記した、独自の憲法案を発表しているこのグループの集会には中曽根元総理が出席し、安倍政権について、「本来の自民党政治、保守自由主義が帰ってきた」と高く評価しました。
中曽根氏はさらに、「憲法改正のためには、自民・民主の大連立や政界再編が必要かもしれない」とも指摘しました。
「憲法を自分たちの手でつくるという考え方をもった行動があってもいいのかな」(民主党、菅直人 代表代行)
一方、憲法問題に関して党内に温度差のある民主党の菅代表代行は、労働組合や市民団体が主催する集会に出席し、国民主権の観点から自らの憲法観を語りました。
また、護憲を訴える市民団体は休日の都心部をデモ行進。「戦争放棄をうたう憲法9条の危機だ」と、「憲法改悪阻止」を訴えました。
「戦争をやってはならない。このことを60年目の今日、もう一度再確認しよう。憲法9条があるために大きな力がある」(社民党、福島みずほ 党首)
「(安倍首相は)派兵から参戦の方向へ一歩を踏み出そうとしている」(共産党、志位和夫 委員長)
施行から60年の今年、憲法をめぐる動きはこれまでになく激しいものになりそうです。