Feb 2007     谷 穹 器の妙は変化にある。
空気とともにかたちを変えるそれは、
鏡に似た機能をもっているようにも思う。

世界は、ちょうどショートケーキのような形状に
できている。あのまるくて青いものは、
世界の想定に含まれていない。残念ながら、
知覚の自浄能力は、もちあわせがない。
切り取られた断面の向こう側からのぞき込むには、
なにか、ドストエフスキーさながらに、
仕組みがいる。