2006年4月30日 
第3回屏風山山火事跡地緑の再生県民ボランティアに参加。
 再生事業が完了したとして、復興記念植樹が行われた。植栽場所は、再生事業の1つとして開設された防火帯を兼ねた防火道(延長1045m、幅3m弱)の沿線である。 約250人のボランティアが参加して、この防火道脇にミズナラ、カシワを植栽した。道の両側に各2列ずつ、風の当たる前線側にカシワを配列するように指示があり、参加者は間違えないよう気をつけながら、すでに準備された支柱脇に植栽した。風に砂が飛ばされて根が出てしまわないように深めに植えるという注意もあった。やり直しがなるべくでないように、注意事項をしっかり伝えることと、作業中のケアが有効だ。ボランティアの人たちも役に立ちたいという気持ちで、一生懸命だ。この日は、林務行政および関係者も多く参加して、きめ細かに指導が行われていた。
 
復興記念植樹地の様子。防火道脇の支柱1本1本に苗木が
植えられ、結ばれている(2006年11月10日撮影)。
 平成16年8月に組織された「屏風山山火事跡地緑の再生委員会」は、跡地の植栽が終了したことで再生は完了したとして、平成18年3月に解散した。解散を決めた背景には、本委員会は県が中心的役割を果たしていたが、今後は民間を中心とした市民活動として継続されるべきという考えがあった。方向性は大いに賛同するが、本ケースの実態から言えば、受け皿がない状況の中で組織を解散した結果、活動の継続・発展は遠のいてしまった。「緑の再生委員会」を核に、「民」のメンバーを増やしつつ役割を移行しながら、市民主体の組織づくりを行うべきだったのではないか。 次のランナーがいない中でバトンを投げる形となってしまった。
 屏風山全体の現状を考えると、その重要性や素晴らしさを伝え、利用と保全に向けた取り組みが早急に必要だ。「民」主体で継続的に活動を行うには、利害関係者間における共通認識の
醸成、信頼関係の構築、コーディネーター役の存在などが成功の鍵となる。成功に向けて少しずつ始めなければと思う。