石見銀山からのメッセージ

 
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 今回の、ライブツアーを企画するにあたっては、まず主催者にとっての重要かつ、永遠のテーマ「We  are  here!」が用意されている。


 このテーマは、私たち石見銀山の住民が、20年近く前に掲げたテーマでもある。過疎に悩み、荒廃の一途をたどる石見銀山の町を、何とか往事の活気が偲ばれるまでに持ち直す事は出来ないかと考えて起こした運動が「We  are  here!」であった。

 そして現在、石見銀山の町は、「自然との共生」をかかげた世界遺産の名のもとに大きくゆれ動き、また変わろうとしている。未来、どのような変化が起きるかは予測出来ないが、これまで私たち田舎者たちの不器用な集団が、それでもおおよそ団結して取組んだこの町おこし活動が、少しは活動当初から現在までの地域状況の変化を作り出した一因になっているのではないかと思っている。


 このような実践をふまえ、次に繋げる「We  are  here!」の輪を広げるための活動を模索していたが、その第1段として、広島出身で様々な環境問題にも造詣の深いミュージシャン坂田明氏にその主旨を話し、賛同をえて今回のツアーが実現した。


 現在、田舎と称される地方都市や、地域集落は、地産地消や町おこしと称する観光誘致・企業誘致などで、つねに誰かや何かにすがり、頼りながら、未来に対する大きな希望も見つけ出せないまま政経をしのいでいるのが実態である。

 私たち田舎者たちは、こういう時だからこそむしろ、官民一体となって、地元から、自分たちの足元を見つめ、踏みしめ、地を固めていくような強い攻めの意思を想起し、田舎の強みと田舎暮らしの醍醐味を、そこに暮らす人々に向けて発信する事こそ、重要なのである。

 今こそ、田舎者集団の底力をみせる時である。

 人にすがり、人を頼って生きる処世術は捨てよう!

 自分の頭で考え、自分の身体で行動し、良い汗を流し、地物の旨い飯を食い、旨い酒を飲み、会話の旨味を探り、暮らしを楽しむ・・そんな、生きる事の原点をみんなで掴みとろうではないか!

 オヤジ大将!坂田明の音楽はかならずその起爆剤になるはずである。


 田舎の一企業の不器用で無謀な社会活動であるかも知れないが、我々の主旨に賛同を頂き、坂田明Miiを中心に、「We  are  here!」の輪を少しでも大きく広げてほしいと切に思っている。


2007年9月吉日

石見銀山生活文化研究所 代表 松場大吉