タシケント生活のあれこれ part2
 
ここ2、3日は涼しくて、丸めて抱き枕にしていた掛け布団を久しぶりにまともに掛けてねることができた。
本当に暑かった…それだけじゃなく、暑すぎてちょっと息苦しい…(これからが山だけど…)。フライパンの上で焼かれてるみたい…。朝・晩も暑いと感じてきたら本格的な夏だと誰かからきいた。日中は40℃は確実にあるし、10時〜18時位まで用事が無ければ外出したくない。特に昼過ぎと西陽が強烈な夕方は避けたい。同じアパートに住む子ども達は、夕方まで暑くて遊べないので、夜8時前後から遊び始める。汗が直ぐ蒸発してしまうので、汗が流れない。”ちょっと頭痛いかな…”と思うと日射病の兆候が…。夏も長袖の衣類が要らない釧路近郊に住む妹に話したら「人が住むとこじゃないね」と一言。”ちょっとぉ〜、今住んでるんだけどな…”と思った。
 
今週の月曜日に初めてウズの結婚式に参加した。看護師隊員テッちゃんの職場の同僚が結婚するとのことで、彼女の病院で『歯の健康セミナー』を開催したときに誘ってくれた。「(花嫁さんの本人を知らないけど)行っていいの?」とテッちゃんにきいたら、「全然平気です」とのこと。全く花嫁の本人と関わりないけど参加させていただいた。
結婚式の印象ーバンドの人たちが最初からずっと歌ってる、それもウズ音楽。そして参加者はダンス、ダンス…。
”誰が主役さ?”と参加者のダンスに圧倒された。ウズでは花嫁は式の時、嬉しい表情をしてはいけないとのこと。実家を出て家族と離れるので、というのが理由らしい。確かに最初からずっと花嫁はニコリともせず、ややうつむき加減だった。ウズのモスリムの結婚式では、男性と女性の会場が別。男性陣は式が開催されている隣の部屋に席が用意されていた。というわけで、式会場で踊っていたのは98%が女性陣である。ちなみにもちろん宴会の席ではアルコール無しである。一番式で楽しそうに、生き生きしていたのは、この女性陣逹である。
ウズの結婚式は知らない近所の人が参加してテーブルについて、ごちそうを食べていても、だ〜れも気づかないだろうなっと思った。
式の最中、バンドの皆様方がず〜っと大音響で演奏し歌っているため、となりに座っているテッちゃんに話すときは、お互いに声を張り上げないと聞こえない。
式に参加した翌日、ロシア語を教えてくれているリューダに「ウズの式はどうだった?」ときかれ、「大音響の音楽にちょっと耳が痛くて疲れたよ。式に招待されていた女性陣が一番楽しそうだったよ!」と話したら笑ってた。
ウズの人たちのパワーを感じた結婚式だったわ〜。
 
そして、そして…
ウズ人の殆どがモスリム。この国に敬虔深い信者はどのくらいいるのだろう…、と思う。特にタシケントにいると、そう感じる。モスリムの女性といえば、べールをかぶり長いドレスを着ているイメージだけど、タシケントでは、そのような姿の女性を見るのは、殆どがモスリムという状況からすると少ない。若い女性達はロシア人と同様、露出度が高い。でも、地方に行くとウズ人はそんな格好をしてたら石とか投げられるらしい。
配属先の病院でセミナーを開催するとき、通訳を担当してくれているカラカルパクスタン人のアリック君は、ある日
「僕はモスリムですけど、豚肉は美味しいですから内緒で食べます!」と笑顔で言ってた。私の約2倍の人生を生きているロシア語の先生のリューダはウズのことやモスリムのことをいろいろと教えてくれる。もちろん、会話の中では「私たちは豚肉は食べない」と言っていた。ある時、チュチュワラ(ロシア語でペリメニ、餃子みたいなもの)の作り方を教えてくれた。「羊と牛のミンチに、ちょっと豚肉を混ぜると美味しい!」と話してくれた。「あれ、モスリムでしょ?」ときいたら、「チュチュワラを作るときは、そうやって作った方が美味しいから豚を食べる」とのこと。私は肉は苦手だけど、ウズは鶏と豚は美味しいと思う。周りの日本人もそう思っている。”モスリムの人も豚は美味しいと思ってるんだ…、ほんと、なんちゃってモスリムだよ”と思う。
 
タシケントの街では噴水が多く、暑い暑い夏の涼をとる役目を果たしている。公園、緑があるところには水が出るパイプが埋められていて、そこから日中は豊富に水が撒かれ続けている。でも、ここ最近アパートでは一日に何回か断水する。そのとき、日中に豊富に水が撒かれていることをふと思い、”生活に必要な水出して…”と思う。
 
ウズ料理の基本は、油・塩・コリアンダーの葉(パクチュ)・香草のディル、コリアンダーやジーラ(クミン)という香辛料。スープも炒め物も同じような味がするけど、ウズの人にとってはそうじゃないらしい。
ある日、同期隊員のミポリンと街をぶらぶらしていたら、ちょっとだけお腹が空いたのバザールの横にあったカフェのようなところに入った。プロフというピラフのようなウズの伝統料理と、ミポリンがエクレアを買っていたのでコーヒーを頼んだ。タシケントのプロフは油で米を炊くようなもので油っぽい。ウズではコーヒーを頼むと砂糖が入ってくることが多いらしく甘かった。ミポリンと顔を見合わせて「私たちこの国にいると病気にされるね、生活習慣病にさせられるよね…」と言いあった。
ウズ料理はたまに、たま〜に、たま〜〜に食べるぐらいで満足。ここでは意外と和食をつくる調味料が揃う。韓国食材店で入手できる醤油(すごい塩っ辛い)、米酢、味噌(これも塩っ辛い)、そして料理酒の代わりにウォッカ!
ウォッカはなかなかいける!そして安〜い!味噌を始め、作ろうと思えば大体の調味料が作れる。ケッチャップは作った方が美味しい!というわけで、なんちゃって和食作って命つないでます(^^) 最近は、暑いと火のそばに立ちたくないのと、あまりの暑さに食欲も減退気味…。
 
ウズでは魚介類が手に入りにくいので、ふとカルシウム不足が心配になった。リューダに話したら、「トマトを食べたらいいよ」と言ってくれたけど、とりあえず薬局にサプリメントは売っているだろうと思ってある日出かけた。ロシア語で紙に”カルシウムが欲しい”と書いたら、『カルシール』という商品名のタブレットを渡された。錠剤の内容を確認したけど、”カルシウム”というロシア語らしきものは見当たらなかったので、ちょっと不安になった。ブルガリア製の錠剤で、ブルガリア語で書かれていたので、薬局の人が渡してくれたから間違いないでしょう!と思い購入した。規定の量より減らして飲んでみた。リューダにある日、一応何の錠剤かきいてみた。そしたら「これ、肝炎の薬だよ!」と。処方箋無しで買ったから、効果の強くない薬だろうと思ったけど、ブルガリア製だしわかんないよな〜と思った。”病は気から”というけど、カルシウム剤と信じて飲んでいたときは、気のせいか歯が強化されている感じがした。肝炎の薬ときいた後、そういえば活動していた割には疲れなかったな…と思い、錠剤のおかげだったのかも…!と思った。それにしても、薬局の信頼度はかなり下がった。
教訓その1:途上国に住む、旅行するなどのときは、サプリメント類は自分で用意すべし!(^^)
 
 
デンマークにいた頃、勤務先の学校の生徒の間でインフルエンザが流行したことがある。全寮制の学校だったので、あっという間に流行した。デンマークは薬が入手しにくく、もちろんタミフルもそう簡単には手に入らない。ホームドクターは「とにかく休養」で、何もしてくれない。誰かが「デンマークでは熱が出たときにガンメルダンスク(焼酎に薬草が入ったような物)を飲んで寝る」と言っていたのを思い出した。生徒が次々とダウンして高熱で苦しんでいるのを見て、このお酒を使うことを決心した。ちょうど万が一のために自分用の常備があったので、これを生徒に、「アルコールにアレルギー無いよね?薬だからね」とアルコールを飲ませたところ、劇的に効いた!時効だから言えるけど、「校長先生、私あのとき生徒にお酒飲ませました(^^)」
デンマークの民間療法をもう一つ。お腹を壊したときにはコーラが効くとのこと。日本の感覚で、これはさすがに信じられなかったけど生徒に飲ませてみた。効いたかどうかわからない。それより、コーラ欲しさに生徒が「お腹こわした〜」という状況もでてきた。でもコーラは元は医者が作ったものとのこと、そういわれれば薬かもね…!と思った。
 
教訓その2:現地での民間療法を一応試してみるべし。そのときは、”必ず効く〜!”強く信じるべし(^^)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
7-e июня,2007 четверг
結婚式の席。てっちゃんと彼女の配属先の同僚。 民族楽器の音楽を合図に
 花嫁・花婿登場! 指輪の交換 音楽に合わせて自然と前に出てきて踊る体制をとる子ども達 「写して、写して〜!」と、会場にいた写真が大好きな子ども達 ダンスは”ストレス解消!”