BRM恵庭1,000

 

行ってきました。1,000kmブルベのReportです。 2007.7/13-15

千キロは遠かった。走破しました。すごく遠かったです。ハプニング満載の素晴らしいツーリングでした。

7/13 08:00 スタート地点

続々と参加者が集まってきます。1000になるとツワモノ揃いですね。装備も工夫満載のマシンがたくさんあって、見ていて飽きないです。それにしても、総勢26人の参加者のうち半数は本州組です。時間をとってはるばる北海道まで、、、よくやるなぁ。

それと、今回は北海道ツアーを兼ねて運営スタッフをボランティアで引き受けてくださる方がおいでになりました。長時間のサポート、本当にありがとうございました。感謝感謝です。

むむ??なにか見てはいけないものを見てしまったような、、、。

これで1,000kmすか?しかもフロントシングルギアでっせ?ハンドルバーがサドルから20CMほど下がってまっせ?

「世の中は広い。いろんな人がいるもんだ」と実感しました。ちなみにこのY氏、魔神さんに次いで第二位のゴールインでした。(すげ)

とりあえず魔神列車に飛び乗って、一日目は行けるところまで距離を伸ばしておく作戦。向かい風の中、少々調子に乗って引いたりしました。北海道のブルベ常連さんを中心とした鉄人集団で突き進みます。

3時間30分で100km地点のPCに到着。ここ(胆振の門別)までの平均車速は30kmオーバーでした。やば。

さて、ここからは北海道を真っ直ぐ北へ、260km北上します。名寄へ向かって、一路北上。北海道って大きいなと、あらためて実感。

走行距離は200kmを超えていますが車速は相変わらず35km。登りでペースを押さえているため、魔神列車にここまで乗ってくることができました。





鬼引きの魔神列車

このあと、旭川の手前でいったん魔神さん列車から切れてしまいました。260km地点。

切れたついでに、雨でオイル切れを起こしたチェーンに油を差し、ディレーラーの具合を確認、、、。と、異音が「しゃこんしゃこん」。何かが干渉している音、、、。

あれ?リアホイールが振れている。あれ???おまいが!!  リアホイールがスポーク切れを起こしているではないか!激しく頭が回転し始める。旭川まで20km、ショップに駆け込んで修理?いやいや、シマノの完組安物ホイールだから、修理用のパーツが在庫していない可能性が大きい。買ってしまうか。ホイールセットで2万円強、仕方がない。しかし、ともかくショップが開いている時間にたどり着かないと、ジ・エンド。残り時間は1時間ほどしか無く、アップダウンのコースで20km残っている。やばいなあ。しかもパーツがなかったり9Sが装着できるホイールがおいていなかったりしたらまた、 ジ・エンド。この時点でリタイアの可能性が50%と読み、覚悟を決める。


ところが、旭川のPCで再び魔神列車に合流すると、メンバーの1名が旭川の方で、お知り合いを通じて9Sのホイールを貸してくれました!PCのコンビニでピポパと携帯で電話をかけ、ソコまでホイールを持ってきていただけました。なんとまあ、すごい展開。ほんと、今回の走破成功はこの旭川のTさんにもらったようなものです。ほんとうに、ありがとうございました。

7/13 16:30 富良野付近

300kmを11時間で通過し、爆走列車にのって北上しました。名寄を過ぎると真夜中。430km地点の興部・道の駅で仮眠をとることに。無料睡眠施設の列車の中で寒さに震えながら3時間の仮眠をとりました。5時に起床し、オホーツク海沿いに網走を目指します。それにしても、寒い!気温12度くらい。魔神さんは仮眠をとらずに既に単独先行。行けるところまで進む模様。すごい体力です。

7/14 11:30 常呂(オホーツクサイクリングロード)・530km

オホーツクは空の色が淡いのですね。美しい。じつにきれいな景色の中、サイクリングロードをひた走ります。でも眠い!この辺りでは旭川のT氏、ブルベ常連さんのY氏とクライマーのM氏、4人組での走行でしたが、みな眠くてふらふらでした。まだ半分しか来ていない、、、。

・網走(570km):7/14 13時頃 眠い眠い。心拍が130くらいまでしか上がらない。

・北見(640km):7/14 17時頃 東藻琴から網走への道はアップダウンが多く疲労が蓄積する。北見でメンバーから離脱して単独走行にする。というのも、、、北見に着替えのジャージとレーパンを送ってあり、これを受け取って温泉で体を洗い、しっかりと仮眠もとってリフレッシュしてから走る作戦だったのです。結局3時間の仮眠をとり、22時過ぎに一人で陸別を目指すことにしました。北見相内から陸別への道は、いきなり美園峠という、13kmの登りから始まります。ここはトンでもなく田舎で、熊や鹿はおろか、あらぬものまで出てきそうなおどろおどろしい雰囲気。真夜中に一人で走る場所ではないのですが、気温が非常に低くなる土地柄。明け方に近づくほど、低温の中を走らなくてはならないので体力を消耗してしまいます。仮眠と気温の都合により、あえて真夜中に一人で走ることを選択。

・陸別(690km):7/15 01時頃 美園峠を無事に越えると陸別道の駅で再び仮眠をとりました。4時前に起きて、そこで宿泊していた先のメンバーと合流して走ることになりました。ここからは北見と陸別での仮眠が合計5時間くらいになったのでちょっと体力が回復し、足が回り始めます。

7/15 08:00 士幌町・770km

陸別をスタートしてから、徐々に天候が悪化して霧雨。典型的なオホーツク海高気圧の気候。すでにスタートしてから48時間が経過、体力を無駄に消耗しないよう、細心の注意を払って先へ進む。登りで筋肉や関節に無駄な力が入っていないか、補給は足りているか、心拍は下がりすぎていないか、体温管理は適切か、次のPCまでの残り距離はいくらか、、、。すでに極限状況に入ってきているので、頭が回らない。回らない頭で重要なことだけを必死で考える。

狩勝峠の手前でようやく路面が乾き始める。しかし頂上付近は濃霧とのこと。再び濡れてしまうことを意味している。下りに備えてカッパやグローブなど、防寒装備を準備してから狩勝の登りに取りかかる。今回のチマコッピだ。同行メンバーは旭川TさんとクライマーのMさん。登りが一番遅い自分にペースを合わせてくれる。

7/15 13:30 富良野・870km

富良野に入ると晴れてきた。と、同時に、気温がぐんぐん上昇。あっという間に25度の夏日。さっきまで15度程度の霧雨の中で震えながら走っていたのに、、、体と頭がおかしくなりそう。さて、残りは130kmだ。島ノ下から岩見沢に抜ける山岳コース。昨年のツールでも使われた。ペース配分に気をつけよう。

と、、、なんだかここに来て足が回り始める。しかも普段できないダンシングが調子よい。このあと、進めば進むほど調子が良くなってきた。体がツーリングに慣れたのだろうか、、、。とはいえ、長距離ファストランなので体へのダメージは大きいはず。調子に乗りすぎないように気を使いながら、また同行メンバーとのペースあわせに気を使いながら夏の日差しで焼け付く路面を登ってゆく。島ノ下の登りは記憶にある以上に長かった。

7/15 19:20 ゴール(恵庭)・1000km

第三グループでゴールイン。59時間20分。仮眠合計時間8時間。まあ、サドルの上で寝ていた時間もあったかも、ですが。

長かった。本当に長かった。そして遠かった、、、、。先頭の魔神さんは46時間を切っていたそうな。すごすぎ。今回は後半500kmでは、速く走ることよりも確実に生還することを優先しました。初めての1,000kmはスタッフや一緒に走ってくれた仲間たちに支えられての、成功でした。みなさま、あらめて「ありがとうございました。」

その後、次々とゴールが続き、無事故でみなさん北海道の夏を堪能されたようです。若干のリタイア者が出て涙をのむこともありましたが皆、自己判断で安全確保のために適切な決断をされたようです。完走者20名。ゴール地点で後続の方を待ちながら、歓談します。最終、16日の9:30までのゴールを見届け、解散しました。(そのあとで「サイクリング」に行ったおかしな人たちもいました)

以上、今年の最大の目標だった1,000km走破は無事に終了。予想以上にあっけなく走れたというのが実感ですが、春から重ねてきた準備があってこそ、なんでしょうね。装備やペース配分、ペダリングスキルなど、今回走りながら学んだことがたくさんあるので今後に生かしていこうと思います。今回、最大のヒットは「乾パン」でした。〜了

オホーツクサイクリングロードからの眺め