生きて死ぬ私
 
茂木健一郎さんの著書。最近文庫になったものだ。
講演会に行ってからよけいに、茂木さんの著書に興味が出て 読むようにしている。
脳科学者、という思いっきり理系な彼の本や話からは、哲学的面や かなり人間くさい感じがにじみ出ていて…とても「思い出や感情なんて、所詮脳内活動の一部にすぎない」的な、科学者っぽい感じがしない。
「生きて死ぬ私」(ちくま文庫) の中では、『私は、しばらく前から、「知る」ことよりも「感じること」のほうが大切なのではないか、裏切らないのではないかという思いを抱いている』と語っているし 講演会のなかでは、最近始めたNHKの番組の仕事の中で 女性キャスターの目を見て話すことが恥ずかしくて目をそらしてしまい、注意されると話してくれた。
講演会の質疑応答で話したときも確かにあんまりこちらを見てくれなかったが、一瞬目を合わせてくれた彼はすごくかわいらしい表情をしていたと思う。
こういう人ってどのくらいいるだろう。
『社会における変人の自由』について話しているのをみて、茂木さんが言えばほんとにそんな世の中になってしまうんじゃないかと思った。
ところで、私は大体本はお風呂で読む。
2時間入っていたいって話したら茂木さんは笑ってたけど、こんな変人は受け入れてもらえるだろうか。
2006年5月29日月曜日