猫のあくびは世界を震撼させる
 
文芸誌ブーム?
2008年5月19日月曜日
A PUblic Space

ブルックリンベース
の期待の文芸誌
 
先日渋谷のタワーブックスで柴田元幸さん責任編集の新文芸誌
『monkey business』の創刊記念イベントに行きました。
とても期待していましたが、期待が大きすぎたようです。
新鮮なとか、画期的な、今までにない、みたいな印象はまったくありませんでした。
そういうことを期待した私が的外れなだけですが。
さすが柴田さんの責任編集だけあって、外れがほとんどありません。
執筆人もそれなりです。
作品もそれなりです。

『monkey business』は、かつてあったアメリカの文芸誌『story』がやってきたことを参考にしたようです。
目次の所に、有名無名の優劣をつけずフラットに並べることや、ビジュアルを最低限のシンプルに挿入させることなどなど。
それは新潮社から出版されている「よむよむ」にも共通していますね。
そんなこともあって、当初新文芸誌のタイトルを『story』にしたかったそうですが、すでにこのタイトルの雑誌はファッション雑誌でありますから、使用は不可能。
『stories』と複数にしようかという方策も考えたようですが、
ふとしたきっかけで柴田さんが口にした『monkey business』が、タイトルになったとのこと。
そんなどこか空しい感みたいなのが、ちょっとだけタイトルに漂っているのかも?
『story』に関連して、今も元気なアメリカの文芸誌に関する柴田さんのトークもありました。その中の一つが、ニューヨーク、ブルックリンから生まれた『 A Public Space』。
私はこの雑誌の定期購読者です。決してぺらぺらと読めるわけではありませんが、行間から漂う編集者の思いや空気に共有する何かを感じています。
『 A Public Space』は、今までの文芸誌のようにマンハッタンをベースにするのではなく、ブルックリンをホームベースにしています。
そんな所もとても共感できる。

なんて、これからは少しだけ今注目している『 A Public Space』について、私が感じていることや知っている事などお伝えします。
先頭の写真は『 A Public Space』のオフィスがある建物。
ブルックリンでも、少し外れた、だけど注目されつつある、なかなか渋い場所にあります。

ではでは!