世田谷区の古道といえば、江戸時代の街道である「甲州街道」「大山道」、うまくいって「滝坂道」や「登戸道」という有名な道を紹介して終わり……なのであるが、もちろん古い道はそれだけじゃない。律令政治の時代に作られた道、鎌倉街道、室町〜戦国時代の道、江戸時代に拓かれた道があり、さらに村々を結ぶ地方道もあった。当たり前だが街道だけじゃないのである。人あるところに集落あり、集落あるところに神社と道あり。道あるところ行き来あり。
てなわけで。
自転車で走ってると、車が多くて物騒な幹線道路より、1本奥に入った道をつい選びたくなる。すると、細い古い道が思ったより長く滑らかに続いていたり、庚申塔や神社に恵まれていることに気づき、どの道が古道でいつできたんだろうと思い始めたのが発端。
昔はどこをどんな道が走ってたのか、鎌倉街道ってなんだ、てな疑問を元に世田谷区の古道を調べ始めたらとまらなくなったわけである。
江戸時代の有名な街道より、今やクルマを迷わせるためにあるような名も無き古道の方がずっと面白いのだ。自転車で走ってると特にそう思う。
で、ある程度見えてきたので、GoogleMapを使って古道ルートマップを作ってみた。
ここはその地図をベースに古道を紹介したり推測したりするサイトである。テーマは「江戸時代なんてつい最近」。
2007年吉日 荻窪圭
追記。
2010/04/27 古道の本を出版しました。「東京古道散歩」です。
