第54号 ヨセフ 01/11/18
神、汝等の後を地につたへんため、又大いなる救いをもて
汝らの生命を救はんために、我を汝等の前に遣わしたまへり
(創世記45章7節)
神の御霊の宿る人
慧(さと)く賢き者
エジプトの王パロはヨセフをこのように評価した
ヨセフはこの朝、どこで目覚めたのだろうか
確か、エジプトの国に中で最も低き処、暗き「牢獄」であった
それが、何たることだろう
最も高き処、王宮の中央に立ち、王の前にいる
そして、パロ王さまからこんな評価を受けている
誰がそのようなことを予測できたであろうか
誰にも出来はしない・・・
でも、推測だが、ヨセフ自身は
こうした「大逆転」の希望をもっていたに違いない
何故なら、彼は少年の時、二つの夢をみていたから・・・
1. 畑の中の「たば」
2. 太陽と月と十一の星
その夢を語ったばっかりに、兄たちのひどい妬みを呼び込んでしまった
でも、これらの夢は神さまからのお告げであると確信していた
暗い、光の乏しい「牢獄」にあっても、ヨセフはこの夢を思い返し
将来にきっとなされる大いなる神の御業を信じ、期待していたと思う
逆境にありながら、つぶされなかった
苦難を味わいながら、呟かなかった
こうして、彼は忍耐を学びつつ、霊魂が成長していたことがわかる
その後、食糧をこのエジプトに買い出しにきた兄たちとの悶着
弟ベニヤミンにからんだ紆余曲折を経て
兄ユダの悔い改めの言葉に続く・・・
されば請ふ僕(しもべ)をして童子(わらべ)にかはりをりて
主の奴隷とならしめ童子をしてその兄弟とともに帰りのぼらしめたまへ
この真実の悔い改めがヨセフの心を溶かした
遂に、兄たちに自分が弟ヨセフであると明かした時
兄たちは非常な驚きと後悔の涙にむせぶのであった
ヨセフはこのような慰めの言葉を語っている
わたしをここへ売ったことを悔やんだり、
責め合ったりする必要はありません。
命を救うために、神がわたしを
あなたたちより先にお遣わしになったのです。
(創世記45章5節)
神のみ心を悟り、祝福を受けて幸いを味わったヨセフは、
自分を奴隷として売った兄たちの罪を許したのみならず
彼ら一族の生命を救うという素晴らしい業をまっとうした
これが、我らの主イエスさまのモデル・ひな型といわれるゆえんである
人類をその滅びから救うという神の救済のドラマが
21世紀の現在、そのクライマックスを迎えようとしていると
「わたしのイエスさま」をタイプしながら
今日も、わたしは「この時代」を読んでいる