第248号 石の寸法 02/06/14
神殿の建築は、石切り場でよく準備された石を用いて行われたので、
建築中の神殿では、槌(つち)、つるはし、その他、鉄の道具の音は
全く聞こえなかった。
(列王記上 6章7節)
And the house, when it was in building,
was built of stone made ready
before it was brought thither:
so that there was neither hammer nor ax
nor any tool of iron heard in the house,
while it was in building.
( 1 KINGS 6:7 )
神殿の設計は細部にわたってきっちりと計算し尽くされていた模様で
切り出されてくる石の寸法は実に正確を極めていた。
石切り場における神殿の石の切り出しのこと・・・
われらが御在世当時の主イエスさまの伝道のお姿を福音書にみる時に
潮の満ち引きのタイミングのように、絶妙な動きを観察することができる。
そしてその人に、「手を伸ばしなさい」と言われた。
伸ばすと、もう一方の手のように元どうり良くなった。
ファリサイ派の人々は出て行き、
どのようにしてイエスを殺そうかと相談した。
イエスはそれを知って、そこを立ち去られた。
大勢の群衆が従った。
イエスは皆の病気をいやして、
御自分のことを言いふらさないようにと戒められた。
(マタイによる福音書 12章13〜16節)
天のエルサレムにある神殿、それは主イエスさま
この世においでになり、神の叡智をもて予め預言者によって定められた道程を
寸分たがわずに、駆け抜けて「十字架」の贖罪を全うしてくださった。
実に、そこには張りつめた緊張感が漂う。
イエス天に挙げらるる時満ちんとしたれば、
御顔を堅くエルサレムに向けて進まんとし、
(ルカ伝 9章51節)
われらが主イエスさまの御生涯にあっては、旧約の多くの預言者たちを通して
語られていたことが一つ一つ実現していった。
彼は争わず、叫ばず、
その声を聞く者は大通りにはいない。
(マタイによる福音書 12章19節)
この後イエス萬(よろず)の事の終りたるを知りて
ーーー聖書の全うせられん為にーーー
「われ渇く」と言ひ給ふ。
(ヨハネ伝 19章28節)
あらかじめ天で定められ決定していた「神殿」は、この地上でその設計通りに
刻まれ、再び天のところに運び挙げられていった。
わたしたちは「聖書」を今こうして手元に与えられている事に感謝し、
神の御意志をつまびらかに知ることのできるようにと、
いつも「聖霊」をもって祈りつつ拝読するのである。
今日もみなさんと共に「列王記上」の中の一節を通して、
揺るがない神の国の一端に触れさせていただけた事を、
主イエスさまに感謝しています。