ダビデ
第210号  ウザを砕く    02/04/27
 
    一行がナコンの麦打ち場にさしかかったとき、
    牛がよろめいたので、ウザは神の箱の方に手を伸ばし、
    箱を押さえた。ウザに対して主は怒りを発し、
    この過失ゆえに神はその場で彼を打たれた。
    ウザは神の箱の傍らで死んだ。
    ダビデも怒った。主がウザを打ち砕かれたためである。
    その場所をペレツ・ウザ(ウザを砕く)と呼んで
    今日に至っている。
                 (サムエル記下 6章6〜8節)
 
                And when they came to Nachon's threshingfloor,
                Uzzah put forth his hand to the ark of God,
                and took hold of it; for the oxen shook it.
                And the anger of the LORD was kindled against Uzzah;
                and God smote him there for his error;
                and there he died by the ark of God.
                And David was displeased,
                because the LORD had made a breach upon Uzzah:
                and he called the name of the place Perezuzzah to this day.
                                                                       ( 2 SAMUEL 6:6〜8 )
 
 
神に対して人はいかにあるべきか。
ダビデの時代において、聖き神がどのようなお姿で人々に現れておられたか。
そのことを律法下に於ける「神の厳しさ」をイスラエルを通して学ぶ時、
肉なるものが神にはどのように思われ、考えられていたかを知らされる。
 
    この石の上に落ちる者は打ち砕かれ、
    この石がだれかの上に落ちれば、
    その人は押しつぶされてしまう。
               (マタイ伝 21章44節)
 
これは主イエスさまのお言葉であり、この「石」とは主さまのことであるから
ここに登場した「ウザと神の箱」との関連で考えを少し深めてみよう。
 
本来、神がお選びになったアブラハムの子孫、イスラエルの人々こそ
「救い主」なる主イエスさまを歓呼の声をもって迎えるはずであったが、
イスラエルの指導的立場にあったパリサイ人や学者たちが肉をもて
主イエスさまを見て触れた為に、待ち望んでいた「救い主」として正しく捕らえ、
「この主イエスさまはキリストさまだ」と正しく認識することが出来なかった。
結果として彼らは「ウザ」のように肉の手をもって触れてしまった。
躓きの石に躓き、打ち砕かれてしまったのであった。
 
ユダヤ人が主を拒み、主イエスさまを十字架に磔殺したことによって、
紀元73年、ローマ帝国によってイスラエルは滅ぼされ、
爾後イスラエル民族の離散という悲しい辛い歴史がはじまったのであった。
 
     『家を建てる者の捨てた石、
      これが隅の親石となった。
      これは、主がなさったことで、
      わたしたちの目には不思議に見える。』
    だから、言っておくが、
    神の国はあなたたちから取り上げられ、
    それにふさわしい実を結ぶ民族に与えられる。
               (マタイ伝 21章42〜43節)
 
「神の国」がいったい誰に与えられたというのでしょうか。
「ふさわしい実を結ぶ民族」とはいったい誰のことだったのでしょうか。
「異邦人」。そうです。神の選びから外れていたわたしたち「異邦人」に
「神の国」は紹介され、与えられていったのでした。
これが『水と霊』による全き救い、キリストの福音でありました。
 
    パウロとバルナバは勇敢に語った。
     「神の言葉は、まずあなたがたに語られるはずでした。
      だがあなたがたはそれを拒み、
      自分自身を永遠の命を得るに値しない者にしている。
      見なさい。わたしたちは異邦人の方に行く。
      主はわたしたちにこう命じておられるのです。
      『わたしは、あなたを異邦人の光と定めた、
       あなたが、地の果てにまでも
       救いをもたらすために。』」
               (使徒言行録 13章46〜47節)
 
 
 
 
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