「バルトーク・システム」のオンライン化
「バルトーク・システム」のオンライン化
二週間ほどブダペストに行って参りました。
市内のいろいろな場所に行ったのですが、バルトーク・アーカイヴでいろいろ調べものをしている時に、スタッフの方から「バルトーク・システム」のオンライン化の話を聞くことができたので、今回はそれについてのお知らせです。
「バルトーク・システム」というのは、バルトークが亡命前に手がけたハンガリー民謡コレクションの分類システムのこと。システムの作成に当たり、バルトークは彼自身が採集した民謡のみならず、他の採集者の集めたものも、新たに採譜し直し、分類しました(ただし、ハンガリー民謡に関するもののみ)。
最近になって、ハンガリー科学アカデミー音楽学研究所のホームページから、この「バルトーク・システム(Bartók-Rend)」の検索頁にアクセスできるようになりました(表紙はこちら。無料)。キーワードを入れれば、いろいろな民謡に関する関連データが分かります(初出の時期など)。しかもフォノグラフの写真をクリックすれば、実際の民謡も聴ける!ということで、紹介する次第。 英語の頁もあります(こちら)。
“advanced search”を選択し、”name of collector”、“name of informant(s)”、“Tune System”などから検索してみて下さい(名前が思い浮かばない場合は窓の右、乃至下にある小さな□をクリックすれば、該当のリストが出てきます)。
データベース化の動きがあるのは知っていました。でも、まさかこういうかたちで公開に踏み切ってもらえるとは思っていませんでした。その意味で、個人的には、ハンガリーの関係者に、ただただ感謝したい気持ちです。
最初は使いづらいかもしれません。が、 実際に資料にアクセスすることによって、 研究者の方、演奏者の方、 それに一般のファンの方々、それぞれにそれなりに、何か得るものがあることがあるのではないかと想像します。ご興味のある方には、ぜひ閲覧をお薦めしたいと思います。
2008年9月13日土曜日