旅先では早寝早起きが基本。
目覚まし時計が鳴るより早く、目が覚めた。
3:00 起床。
いくら何でも早過ぎる。
再び眠る。
6:00 目覚まし時計の音で再度、起床。
猪苗代湖湖畔へカメラ片手に散歩。
どんよりとした曇り空。
朝食を済ませ、8:00 出発。
小雨が降り注いでいる。
雨はやがて霧に変わり、50m先が見えない。
車のドライバーは私の姿を認識できるのだろうか?
電池式ライトを点滅させるが、気休めにしかなるまい。
9:00 県道64号に入る。この先が磐梯山ゴールドライン。
今日の予定では、磐梯山ゴールドラインの八方台駐車場へ行く。
そこから、猫魔ヶ岳登山。
その後、裏磐梯側へ下り、五色沼を散策する。
そのつもりだった。
だが、この天気では・・・。
そう思いつつ、磐梯山ゴールドラインを登る。
じんわりと汗が滲み出してきた頃、雲が流れ、青空が広がり始めた。
何度か休憩しつつ、11:15 八方台駐車場到着。
ここが、磐梯山ゴールドラインの頂でもある。
見上げると、青空。これなら登山も楽しめるだろう。
煙草を吸っていると、一人の男性が話しかけてきた。
奥さんと、まだ小さなお子さんを連れて、旅行をしているようだ。
今夜は、裏磐梯YH(ユースホステル)に泊まるつもりだと話した。
彼は、若い頃、世界中のYHを巡りながら、旅をしたらしい。
特にスイスとドイツのYHが素晴らしかったという。
そんな話を聞いていると、自分も行きたくなってくる。
猫魔ヶ岳を登るつもりだと話すと、距離と時間、道の状態を教えてくれた。
彼は、これから、五色沼を散策するつもりだと言い、去って行った。
11:50 猫魔ヶ岳登山開始。
彼の話では、山頂までゆっくり歩いても一時間程度だという。
ここまで自転車を漕いできた私の足は疲労の色が濃い。
しかし、登山とは使う筋肉が違うのだろう。
軽快に登る。
他人が見たら、まるで野を駆ける兎のようだ、と思うに違いない(笑)。
もっとも最初だけだったが。
猫魔ヶ岳山頂まで残り1km辺りから、足が重くなってきた
八方台駐車場は、磐梯山と猫魔ヶ岳の登山口でもある。
大抵の人は磐梯山へ向かう。
猫魔ヶ岳は、人が少ない。
登山中も2,3人と、すれ違ったのみである。
心細い。
看板には熊出没。要注意と書かれている。
登山素人の私は、熊鈴など持っておらず、正直、怖い。
時々、つまづきながらも歩き続け、12:45 山頂に辿り着く。
そこに広がる景色に感動(先日アップした写真はここで撮影)。
頑張った甲斐があった。煙草を一本吸い、休憩。
ゆっくり登っても一時間と聞いていた。
頑張って登った私は55分。
ここでも自分の脚力を嘆く。
12:55 下山開始。
朝方、降った雨のため、若干、ぬかるんでいる。
下りは、滑りそうで怖い。慎重に下る。
13:45 八方台駐車場に到着。
まだ昼食をとっておらず、腹が減っている。
14:00 五色沼方面へ下る。
気温が低いため、寒い。
昨日に引き続き、震えながら峠を下る。
14:15 五色沼入口と書かれた案内板。
土産物屋があり、食事ができるようだ。
メニューに五色定食がある。
なんだかわからんが、それを注文する。
出てきた定食を見て、なるほどと思った。
五種類の天ぷらがのった定食だった。
味も悪くない。
店員の方に、今日泊まる裏磐梯YHの場所を尋ねる。
すると、ここからしばらく行くと、もうひとつの五色沼入口があり、その近くにあるという。
五色沼の散策マップを見る。
なるほど。五色沼の散策コースは周回コースではなく、一本道のコースなのだ。
それぞれの区間をつなぐバスが走っている。
つまり、こちらの五色沼入口の駐車場に車をとめて、散策コースを歩いた場合、もうひとつの五色沼入口へ辿り着く。そこからバスでここへ戻るわけだ。
バスの時刻表を確認した後、もうひとつの五色沼入口へ自転車を走らせる。
15:00 五色沼散策コースを歩き始める。このコースは森の中を歩くような気分が味わえる。
五色沼が名前の通り五色の沼であったかは怪しいところだが、それなりに楽しめた。
写真を撮っていたせいもあり、一時間半もかかった。
16:30 昼食をとった土産物屋に到着。
バスに乗り、散策コースの出発地点へ戻る。
再び、自転車に乗り、裏磐梯YHへ続くダートを走る。
前方から、家族連れと思われる3人がこちらに歩いてくる。
なんと八方台駐車場でお会いした家族であった。
これだから旅は面白い。
軽い会話を交わし、別れを告げる。
17:00 裏磐梯YHに投宿。
YHはピンキリだが、このYHは好感が持てる。
宿の主人の対応も丁寧だ。
宿は築44年だというが、それほどの古さは感じない。
手入れが行き届いているからだろう。
食事も旨い。YHの食事とは思えない豪華さ。
地元で穫れた食材を使っているところも好感が持てる。
外のテラスが喫煙所となっている。
宿の主人の煙草は、私と同じキャメルマイルド。
キャメル愛好家が、出会う事は稀である。
今日は、自転車の走行距離は短かったが、猫魔ヶ岳登山、五色沼散策と、よく歩いた一日だった。
明日は只見へ向かう予定。
考えているコースだと距離はおよそ130km程度か。
平坦な道なら問題ないが、ルート次第では、峠を複数越えねばならず、きつい一日となるだろう。
この時期、夜の裏磐梯は気温が低く、寒さに震えながら煙草を吸う羽目になる。
ふと空を見上げると、東京では決してお目にかかれないほど、無数の星が瞬いていた。
写真は、五色沼散策コースの脇を流れる小さな川。