肩こりの正体
 
 
肩こりの正体
2006年11月24日金曜日
 
 肩こりの正体
 
 いつの間にか、首から背中、肩関節周辺までコチンコチンになって・・・
 痛いんだか、突っ張っているんだか、動かないんだか・・・・
 首周りの異常な違和感・・・「肩こり」
 日本人には多くなじみのある・・・肩こり・・・
 肩こり・・・という表現があるのは日本だけで、世界の国々にはそれを表現する言葉が無い為に、「肩こり」という概念が無いといわれています。
 
 今回は、その「肩こり」について少しお話ししましょう。
 
 まずは・・・なぜ肩こりがおこるのか?
 
 [ 肩甲骨下縁付近から頭部にかけての筋肉の運動不足 ]
 
 これが最大の原因です。
 
 上記の原因を引き起こす・・・
 精神疲労、眼精疲労、パソコン等の長時間のデスクワーク・・等・・・あげればキリがありません。
 
 そして、「こり」がおこる仕組みは?
 
 簡単にいえば・・・
 肩甲骨周辺の筋肉の運動不足→血行不良→筋肉の緊張性の硬化または炎症性の硬化
 ・・・となります。
 
 更にもう少し詳しく・・・・
 
肩甲骨周辺の運動不足が原因で、その周辺から頭部に掛けての筋肉で血行不良が発生、
血液循環が悪いために筋肉の中で産生される老廃物が出て行けなくなり筋肉内に血液と共にうっ滞し、俗にいう「うっ血」という状態で筋肉内に滞ってしまいます。そのような状態が長く続くと筋肉や神経がきちんとガス交換、栄養交換ができなくなり、徐々に運動機能が低下していきます。
その筋肉の動けない状態を「筋肉の硬結」といいます。
それは、表面から触ったときに感じる「こりこり、ゴロゴロした感じ」のものです。
固く無いにしても、ほかの筋肉とは、触った感触が明らかに違うはずです。
 
 肩こりとはこれだけ多くの事がおこっています。
 
 ここで、肩こりが原因となって発生する様々な症状をいくつかあげてみます。
 
 ① 目の奥の痛み・・・後頭部周辺のコリから来る血行不良が原因と思われます。
   目の「かすみ」は、眼動脈の血行不良、涙腺のコントロール不良と思われます。
 
 ② 頭痛・・・こりから来る頭痛はほとんどの場合が、後頭部の筋緊張性の頭痛です。
 
 ③ 顎の周辺の違和感・・・顎周辺の筋肉は頸部の筋肉と協調性が親密にある場所です。
   コリの場所によっては、違和感が出ても全く不思議ではありません。
 
 ④ 肩甲骨周辺の痛み・・・肩こりといってもほとんどの場合が背中の筋肉の異常緊張が  
              原因です。
   肩甲骨周囲の背筋群は、その緊張を生む最大原因の筋肉です。場合によっては炎症を
   起こします。
 
 ⑤ 首が回らなくなる(俗にいう寝違い)・・・「寝違え」は寝ているときにおかしな
   格好をした為に起こっている事はほとんどありません。
   多くの場合が、肩こり等を慢性的に起こし、寝ている間に頸部周辺の筋肉が急性の
   炎症を起こして、目が覚めたときに首が回らなくなっている事がほとんどです。
 
 ⑥ 悪心(はきけ)・・・頸部周辺から肩甲骨の下位まで広範囲にわたってコリが進むと
   筋肉自体のガス交換、栄養交換が円滑に出来ない範囲が広くなり、迷走神経等に身体
   の異常を知らせると考えられます。
   体の異常事態を表す方法が「吐き気」なのではないかと思われます。
 
 まだまだ色々な症例はありますが、代表的な物をあげてみました。
 
 では、どのように症状を改善するか。
 
 ① 肩甲骨周辺の筋肉の血行を復活させる。
 ② 線維性の筋肉同士の張り付き合いを少しでも無くしてあげる事で、
   筋肉自体が動きやすいようにする。
 ③ 動けるようになった健康な筋肉を日頃から使う。
   ストレッチ・ヨガ、水泳、競歩、等々・・・・
 
 当院では①と②までは出来ますが、③についてはご自身の努力が必要となります。
 
 ③がうまく出来ない人は①と②を繰り返して、少しでも筋肉を正常化する事が必要です。
 
 最後に・・・・
 
 肩こりは、こり周辺の筋肉の正常化。
 ・・・そして運動です。
 
 運動や遊びを始めて、コリが治り当院へいらっしゃられなくなった方は数えきれません。
 あとは、ストレスを解消する為に「遊ぶ」事が重要です。
 「遊ぶ」とは、楽しくて時間が経つのも忘れるような事です。
 そんな遊びに巡り会えれば、半分解消されます。
 
 運動要素のある遊びが最高ですね!
 
 少し環境改善をしてみるのも「吉」ですよ。( ’ 0’)/