ひこうきにのって
 
 俺にとっては新婚旅行以来(つまり、6年ぶり)の海外旅行だったが、そのブランクの間にはあの“9.11”テロが起きている。噂には聞いていたが、いや本当にアメリカ国内のセキュリティチェックは厳しくなっていた(他の海外の空港も同様なのかもしれないが)。
 まず、チェックイン時のボディチェックでは、必ず靴を脱がされて、素足でゲートをくぐらねばならない。最初は面食らったが、周囲のアメリカ人は慣れたもので、女性ですら、言われる前から靴を脱いで手に持ったまま列に並んでいた。
 一度なんかは、持っていったノートPCを入念にチェックされ、何かの試験紙のような紙をPCに擦り付け、それを別な機械に読み込ませていた(火薬等の化学物質を検出していたのだろうか)。
 幸いにして、チェックで時間を取られることはあっても、別室に連行されて裸にされたり三角木馬に跨がらせられて拷問を受けるような羽目に陥らずには済んだ。
 
 今回のアメリカ旅は移動が激しく、6泊8日間の間に、乗り継ぎを含めると全部で10回のフライトに搭乗した。(更に言うと、帰国直後に札幌に向かい、札幌から帰った翌日には出張で岡山へ飛んだりしたので、11日で13フライトだったのだが)
 ところで俺は“陸マイラー”であり、アジアなら7往復できるほどのマイルが貯まっていたので、往路の成田からシカゴまでのフライトでは、ビジネスクラスにアップグレードして行ったのだが、これがもう極楽。足下の広さは言うに及ばず、オーディオのヘッドホンはノイズキャンセリング機能付きだし、食事なんてもう、味気ないプラスティック容器なんかじゃなく、写真のようなきちんとしたお皿で、出てくるものだってメロン生ハム添えですよお客さん。いやはやこれまでになく快適な空の旅でございました。
 ま、帰りはチケットのクラスの都合でアップグレードできず、エコノミー席とのギャップにいささかうんざりしたのだが。
 それにしても、国際線ジャンボ機のビジネス席からグランドキャニオン上空を飛ぶ20人乗りの小型機まで、さんざん乗りまくったおかげで、またマイルが1万5千マイルほど貯まりましたとさ。
 
 
2006年7月30日日曜日