散歩
散歩
ほとんど家から出ない生活を危惧した友人から、身体に悪いと忠告を受けたので、素直に家の裏にある山に散歩に出かけた。霧が濃く、先が見えないような所を一時間くらい音楽を聴きながら歩いたら、子供の頃親父に猟に連れて行ってもらった事を思い出した。その日も今日のような霧の深い朝だった。バタバタと音がしたので振り返ると、草むらから飛び立ったキジを親父が猟銃で撃ち落とした。そんな事を今日まで全く忘れていた。他にも忘れてしまった事が沢山あるのだろう。それぞれの消えてしまった思い出はかけがえのないものである筈なのに。人生とは事象の連続であり、それを記憶がつなぎ止めているだけである。そう考えると人生とは何ぞや?とまたつぶやきたくなる。
Wednesday, March 26, 2008