給付金問題
 
今,給付金の議論が行われています。
不景気に対する即効性の高い方法として,
一人あたり12,000円を給付するようです。
 
議論となっているのは,
給付金はバラマキではないか
(さらに自民党の選挙対策ではないかという批判),
所得制限を設けるかどうか,
財源はどうするのか,
といったところでしょうか。
 
この手の議論を聞いていると,
たとえば,乗っている船が今にも沈没しそうで
一刻も早く手を打たなくてはいけない状況なのに,
手続き論や相手の批判ばかりしていて,
時間だけが経過していく…
そんな日本人の特性が現れています。
 
この点で,私は麻生さんが言っている
「迅速性」を最優先にという意識は正しいと思います。
(この期に及んで「給付金」のネーミングが悪いなんていう
 議論をやっている人は議員失格です)
 
昔,一億総中流という言葉がありましたが,
格差社会と言われるようになった現在においても
アメリカほどの貧富の差はないはずです。
 
そのような,良い意味で均質な社会が,
悪い意味では危機意識を失った平和ボケ社会が,
「一億総評論家」とでもいうような国民体質,
つまり評論はするが自分で責任は取らないという
風潮を作ってしまったように思います。
 
福田元総理が突然辞めてしまったのも,
本人の資質や責任感の欠如があるにせよ,
政治の世界においても
評論ばかりして何ら建設的な議論のない状況に
閉塞感を感じたのでは,と推測します。
 
そいういう意味では,
オバマ氏がアメリカの危機的状況を救うべく,
国民の気持ちを惹き付けて大統領選に勝ったことは
非常に興味深いです。
 
私はアメリカという国は好きではありませんが,
オバマ氏の登場は
もしかすると日本にとっても良い手本に
なるかもしれません。
 
当事者意識を持つことと,
議論の本質を見失わない目を持つことが,
今の私たちにとって重要ではないでしょうか。
2008年11月11日火曜日