NIHについて

いきなりですが、このページを読むよりも以下のサイトを参考にしてください。
WikipediaによるNIHの説明は、こちらです。
さらに、研究留学ネットによる説明はこちらです。

NIH及びその周辺の写真は>こちら


個人的な印象と理解
英語のフルスペルでは、National Institutes of Health、日本語では、国立衛生研究所です。つまりアメリカ政府直属の研究機関です。すなわち就職すると、大学の教員などではなく、政府の職員となり、ホテルなども政府割引で宿泊することができます(そのくらいしか政府職員のメリットを感じないのですが。。。)。アメリカ政府は軍事関係に予算を多く割り振りますが、NIHが関連する医学、生物関係の研究にも軍事関係に続き多くの予算を割り振っているため比較的予算に余裕があります。それでも、今はイラク関係で予算が多くとられるため研究分野の予算は年々減っているようです。一般的な大学に留学するときとの大きな違いは、

1.研究費の心配をすることが一般的な大学に比べれば少なく、比較的のんびりしているラボもある。でも、昼夜を問わず研究しているラボももちろんあります。

2.日本からの給与での派遣でなく、NIHに雇用された場合、医療保険に無料で加入でき、交通費も支給されるなど福利厚生がしっかりしている。

3.大学の教員でなく、政府職員である。
4.Pubmedデーターベースを作成しているLibrary (NLM)があり、ツアーで見学できる。このような国立の有名な施設が身近にある。
などですが、一般的なポスドク(Visiting fellow)が、ラボでやっていることは、研究して、打ち合わせして、抄読会して、学会発表してとなんら変わりはないと思います。

この巨大な研究機関には、上記の参考サイトに記載されていますが、有名な国立癌研究所(NCI)など様々なDepartmentに分かれています。研究費も平等に割り振られるわけではなく業績やNIHの関心領域によっても左右されるのか、Departmentによって、あるいはBranchによって余裕のあるところもあれば、あまり余裕の無いところまで様々のようです。

また、メインの機関はメリーランド州ベセスダにありますが、その周辺のFrederick, Baltimoreなどなどにも研究施設があり、あるいは全く異なる州にも研究施設がありますので、NIHに勤務するといっても一概にベセスダだけではありません。


NIHの日本人
NIHには、ポスドクを中心に数百人の日本人研究者が働いています。簡単に言えばNIHメインキャンパスを普通に歩いていて日本人を見ない日はないと思います。つまり、日本人と会話する機会はあまりに多く、英語が上達しないとも言われているほどです。

多くはVisiting fellow, Special Volunteerなどのポスドクですが、日本の研究機関や製薬会社からの派遣でNIHに来ている場合もあれば、Principal investigatorとして自分のラボをもたれている方、事務系の仕事にたずさわっている方などなど様々です。

研究発表、懇親会、スポーツ会などなど日本人だけで構成されたコミュニティーも多くあり、留学後はおのずとその存在に気づくと思います。


NIHのサイトについて
トップページは>こちら
これだけだと何のことかわかりませんが、よく使用するページは
1. Visitor map
2. Event calendar (セミナーなどNIHで行われているイベント検索)
3. R&W(割引チケット購入など)
4. NIH Fellow handbook

5. オンラインで文献を落とす(さすがにNIH。ほとんどの雑誌をカバーしてます。)

  1. 6.文献取り寄せ:NIH ID#を入力、Password のところには、はじめて利用するときには、password と入力します。select function でrequest するものを選び、submitし、次のページで必要な文献の情報を入力してsubmit します。e-mail deliveryでは2,3日後にPDF fileとして送られてくるようです。便利ですね。日本語の雑誌もOKでした。

  2. 7.Division of Travel and Transportation Services


NIHのサイトではありませんが、天候不良などでNIHなどの政府関連施設への出勤時間が遅れたり、早退を進められたりします。

Federal Government Operating Status で確認できます。

などです。


治安

ワシントンD.C.の特定の地域は凶悪犯罪が頻発し治安が悪い箇所もありますが、そのD.C.でも観光地に関しては殆ど治安の心配はありません。NIHはD.C.から郊外に電車で20-30分離れた、高級住宅の多いBethesdaにあり夜でも気軽に出歩けます。また、Rockvilleに関しても日本人も多く殆ど治安の心配は無いようです。しいていえば、あまり人の多くないスーパーに行ったり、南米系の人ばかりのスーパーに女性だけで出かけないように気をつける程度だと思います。

また、NIHのMedical center駅からTwinbrook駅に向けてメトロが北上しますが、Twinbrook駅の西側に多くのアパートメントがありますが、東側は少し治安が悪いと言う人もいます。(Grosvenor、White Flintは大丈夫です)。でも、個人的には治安が悪いとは感じません。

ちなみに、このサイトから(上にあるCrimeをクリック) 治安の検索も可能です。

サイトによるとRockvilleやBethesdaは、Violent Crime 1, Property Crime 1ですので、アメリカで最も治安がよい街の一つになります。

このサイトでの評価基準は全米の平均を3とし、スコアが上がるほど治安が悪いという事になるようです。5 - 6以上の所は気を引き締めましょう。