妊娠が分かってから初診まで

妊娠が分かってから初診まで

Part2 初診に備えて
精神的に不安定な日々
予約をとった日から色々海外出産に関する本を読んで、初診で聞かれること、検査のことなどを勉強していた。一番の心配事は、“先生とどのくらいちゃんとコミュニケーションが取れるか”ということ。アメリカに2年半以上暮らしているけれど、日常の英会話に支障きたすことが未だにあるし、産婦人科に関する専門用語とか体の変化をどう伝えてよいかよく分からない。そのため以前購入した海外出産に関する本を読んで聞かれそうな質問や体の調子の具合の言い方などを考えていた。それから、初診では最終月経がいつとか家族の病歴(主に遺伝病)などが聞かれるようだったので、それも目を通して夫の家族の病歴なども聞いてメモしたりした。
私は性格的に、初めて経験する事に飛び込んでいくことにあまり抵抗感を感じ無いんだけれど、時間があると下準備をしすぎて不安に陥ることがある。今回のように妊娠しているかもしれないとなると、初めてのことだから色々本を読んでいくうちに色々疑問に思うことがでてきて、そして心配事が増えて精神的にイライラしていた。夫は「そんなに心配しなくても大丈夫だよ。僕も行くからさ。」と言ってくれるけど、先生はどういう人だか分からないし、ちゃんと先生とコミュニケーション取れるか分からないし、何を一番聞いたらいいのか分からないし、子宮外妊娠だったらどうしようとか考えちゃうしで、「あ~、心配だ~~!」
ということで、精神的に不安定な1週間を過ごしました。早く診てもらいたい。。。
初診で聞かれること聞きたいこと
本を読んでいると、初診では、問診票で妊婦の健康状態、今までかかった予防接種や伝染病、手術、家族の病歴等を聞かれるのが一般的のようだった。
渡米する前に作ってもらった予防接種の証明書の役立つ時が来た。その証明書を眺めていて、幼児期の頃のことを思い出した。近所の子がかかったおたふく風邪や水疱瘡をもらいに遊びに行ったり、逆に自分がかかった時には沢山の友達が来てお見舞いに来てくれたっけ。
家族の病歴は夫と話し合って確認する程度だったけれど、本に列挙された沢山の遺伝病の名前なんて覚えられない。ということで、その部分だけコピーして持参していくことに。
あとは体調の具合の言い方を考えて、聞きたい事を列挙していった。すると、聞きたいことって案外沢山あるんだなぁ。う~ん、こんなに沢山聞くのも大変だから一番聞きたいことを聞くことにした。そしてそれは私にとっては羊水検査についてだった。
羊水検査について
私の母は仕事上、乳幼児とそのお母さんに会う機会が多く、先天性異常を持つお子さんに会うこともよくあるそうです。そのため、「羊水検査を受けられるなら受けて胎児に先天性異常があるかどうか調べた方がよい」という話を以前より聞いていました。羊水検査は簡単に言うと、お腹の赤ちゃんを包んでいる羊水を採って赤ちゃんの遺伝子、染色体異常を調べて赤ちゃんの先天性異常を調べる検査です。でも、“具体的な検査方法、検査はいつ頃行われるのか、検査のリスク”など詳しいことについて私は全く知りませんでした。そのため予め羊水検査について知っておく必要があると思い調べてみることにしました。
参考になったサイト
1.遺伝子検査・スクリーニングについて -遺伝病、アメリカの現状、そして倫理問題-
2.胎児細胞を用いた染色体分析や遺伝子病の分子生物学的診断についての適応
羊水検査のほかにも、胎児から細胞を採取して検査する方法があることを知りました。羊水検査は他の絨毛検査、臍帯血採取よりも母体、胎児に対する危険性(検査による流産など)が少ないように感じられました。
次に、どのくらいの確率で先天異常児が産まれてくるのか調べてみた所、ダウン症候群の場合は20~29歳は約1/1300~1/1100、30~34歳は約1/850~1/500、35歳は約1/400~1/450、40歳は約1/100という感じで、思っていたよりもとても高い確率であることを知りました。
そして、羊水検査の検査方法は“羊水穿刺”といってお腹に細長い針を刺して羊水を約20ml採取します。そのため、羊水がお腹に十分に溜まっていないとこの検査は受けられず、妊娠15~18週目に行われるとのことでした。
そしてその検査のリスクはなんと0.5%未満、約0.2%(500人に1人)と、これも先天性異常を発見する確率と同様に私にはとても高い確率のように感じられました。
アメリカでは35歳以上の妊婦さんの場合、羊水検査を勧められることが多いそうです。そしてその検査料は保険でカバーされます。
私は35歳以下なので検査をすることになると保険対象外となります。そして羊水穿刺によるリスクと先天性異常が発見される確率を比較すると、羊水穿刺によって流産してしまうリスクの方が高い年齢です。それから、検査の結果が出てくるまで1ヶ月以上かかってしまう場合があることや、検査結果によって子供を諦めてしまう場合、手術をする危険性が時期的に高くなるのではないか、なども考えられました。
ここまで調べてみても、私は羊水検査を受けようかどうしようか迷う所がありました。もし羊水検査を受けることに決めたら、検査結果に応じてどうするのか、私達の気持ちをはっきりさせておいた方が良いけれど、それもこの段階ではっきり決めておくことができませんでした。結局の所、先生の意見もよく聞いて相談してから夫婦でもう一度話し合うこと、羊水検査に踏み切る前に、流産するというリスクがめったにない血液検査(擬陽性を示す確率が羊水検査よりも高いけれども)で先天性異常を調べてみよう、という気持ちになりました。