出産準備

出産準備

小児科の選択と病院への前登録
小児科の選択 妊娠週 27〜32weeks
妊娠中期も後半に入ったところで、友人達から小児科医を予め指定しておくとよいという話を聞きました。アメリカでは、新生児は出生直後から小児科が担当することになっています。出産後、小児科医が病院へやって来て生まれたばかりの赤ちゃんを診察してくれます。そのため、予め小児科医を指定しておくと、その先生が新生児を診てくれることになります。
● どんな小児科がいい?(妊娠27週目)
何人かの友人から小児科の決めるポイントについて聞いてみると次のような点に注意しているようでした。
1. 親が信頼できるか?
2. 自宅から近いか?
3. 子供にむやみやたらに薬を出したり注射を打たないか?
4. 子供に優しいか?
5. 清潔感があり、子供が飽きさせない工夫があるか?
(おもちゃが置いてあったり壁に絵が描いてあったり)
6. Sick babyとHealthy babyの仕切りがあるか?
7. 看護婦と医師の息はあっているか?(注射を打つ時とか)
8. 先生の方針(例えば母乳育児と離乳食の進め方)や説明の仕方はどうか?
9. 日本語が通じるか?
などなど。
私は日常英会話に未だに支障をきたすので、「日本語が通じるか?」という点も1つのポイントでした。自分のことならともかく、子供は風邪を引きやすいし、その症状を伝えることになったら日本語の方がいいかなと。でも日本語が通じなくても英語に不慣れな私達にメモ書きをしてくれるという先生もいらっしゃるとか。それならそんなに日本語にこだわらなくてもコミュニケーションがとれるかな?それから、赤ちゃんは予防注射を沢山打つので看護婦さんと先生の息もぴったり合っている方がいいなと思いました。
とりあえず「今担当の産婦人科医に尋ねてみるのが良いだろう」ということで、次の健診時に小児科について聞いてみることにしました。
●産婦人科医、友人に小児科について尋ねる(妊娠27~29週目)
A. 5回目の健診時に、産婦人科医に小児科について尋ねました。この時、保険会社(CareFirst BlueCross BlueShield)から配布された医師名簿を持って行きました。すると自宅から通いやすい所を2箇所紹介してくれました。どちらも子供に優しい良い先生とのこと。
B. 友人にかかりつけの小児科医について尋ねました。クリニックは自宅から通いやすい所にあり、そんなに色々うるさく言わない先生だとか。
●面接予約(妊娠28~30週目)
紹介してもらった小児科と連絡をとりました。
A. まずは産婦人科医に紹介してもらった所。ところが、私が持っていた医師名簿は情報が古かったようで、電話番号が変わっていた。。。そのため、保険会社のHPより医師名を検索し、新しい住所と連絡先を確認しました。この時、紹介してもらった先生の内1人はその保険会社のリストに既に載っていなかった、というハプニングがありました。ということで、最新の情報は保険会社のHPから入手する方が良さそうです。
電話では「7月末に子供が生まれる予定なので先生にお会いして話を聞きたい」ということを伝えました。すると、そこのクリニックでは私達のような人達を集めて説明会を定期的に開いているようでした。(そんなに患者さんが多い大きいところなの?)
出産予定日に合わせて開かれる説明会に予約を入れてくれ、加入している保険会社名と出産予定の病院、名前、住所、電話番号を伝えて予約は完了しました。
B. 次は友人に紹介してもらった所。加入している保険会社の医師リストに登録されていることを確認後、クリニックへ電話しました。こちらは先生に直接お話が伺えるようで面接の予約を取りました。名前と電話番号を伝えました。
●小児科へ訪れる(妊娠31~32週目)
A. 説明会 無料
クリニックの場所は自宅から車で10分弱で行け、道路も普段混雑しない通い易い場所にありました。そして小さなショッピング・センター内の2階にあり、1階には子供のお稽古教室のような所がありました。説明会を開くくらいなので、個人クリニックとしては規模が大きく、地元の知名度は高いようでした(WashingtonianのTop Doctorsに名前が載っていた)。
説明会に参加したカップルは私達含めて3組。どのカップルも普通にお勤めしている、感じの良い人達に見えました。説明会の内容は、クリニックの診察時間や時間外の対応について、そしてクリニック内の見学でした。途中、質問がある場合はその場で答えてくれました。
《クリニックの特徴》
1. 5人の先生が所属している。4人はオフィス時間内に勤務している。
2. 診察時間前の30分間はちょっとした質問や診察しなくても済むようなことを医師が直接電話で応答してくれる。
3. 病気の患者は主に土曜日に診察。
4. 待合室にはおもちゃや本が沢山ある。
5. 新生児用の待合席が特別に設けられている。
6. 診察室は10~12部屋ほどあった。1人の先生が3部屋を受け持つ感じのようだ。診察室は新生児用の体重計、診察台、デスク、とシンプルで清潔。
7. “LAB”という部屋で簡単な処置、検体採取をするようだ。他に聴力室、検査室があり、検査室には遠心機や顕微鏡などがあった。
《主な質疑応答》
Q1. 待ち時間はどれくらいか?いつも色んな子供が待合室に溢れているのか?
A1. 待合室に患者が溢れることはない。だいたいすぐに診察室へ呼ばれるようになっている。
Q2. 予防接種後の副作用について
A2. ワクチンの品質が改善されて昔ほど熱を出したりはしなくなった。
Q3. プールにはいつ頃から入れていいの?
A3. よく分からないけど、生後3、4ヶ月くらいしてからの方がいいんじゃないかな?
Q4. 母乳育児についてどう思うか?離乳食はいつ頃与えたらいいか?
A4. 母乳育児は素晴らしいと思う。母乳の代わりになる人工栄養を与えてもいいと思う。それは母親のスタイルに合わせていいと思う。離乳食は4ヶ月頃から与えても良いと言う人がいるけれど、それはちょっと早すぎると思う。せいぜい6ヶ月くらいからじゃないかな。実際のところ、子供は食べられるような頃になると自然に摘まもうとするようになるから、“いつから”ときっちり時期を考えなくても大丈夫。
Q5. Emergency room、departmentがある病院は?
A5. Shady Grove Adventist Hospital、Georgetown University Hospital、Suburban Hospitalが充実している。“Nighttime Pediatrics”がRockvilleにある。
Q6. 検体検査はクリニックの検査室でやるのか?
A6. 検査会社に依頼しているけれど、ちょっとしたことを調べたい時などはクリニックの検査室で行える体制になっている。
《その他》
ここのクリニックは、友人の赤ちゃんが通っている所でもありました。彼らの前評判通り、説明してくれた先生は見るからに優しそうでした(何となくロビン・ウィリアムス風、笑)。それから、“親である私達に大事なことはメモを書き留めてくれる”という話も友人から聞いていました(←これ、ポイント高い)。
説明会形式で良かったのは、私達が思いつかなかった質問を他の人がしてくれたこと。初めて訪れた割には充実した内容になりました。
気になった点は、説明会が診察時間外であったため、普段のクリニックの様子が分からず、待合室に患者がどのくらいいてsick babies (or children)とhealthy babies (or children)が実際どの程度接しないようになっているのか分かりませんでした。それから、他の4人の医師はどんな人柄なのか分からなかったことです。
B. 医師との個人面談 無料
こちらもクリニックの場所は自宅から車で10分もあれば行ける近所でした。クリニックは色んな専門の開業医が入っている建物の中にありました。クリニックの入り口は狭く、待合室は薄暗い色のカーペットが敷いてあったためか、もう1つのクリニックより古い建物の印象を受けました。
医師との個人面談だったので、前回よりもクリニックの具体的な内容が詳しく聞けました。どちらかというと、“もういいよー”って思うくらい、先生が延々とクリニックの宣伝をしてくれた感じ(私はいかにもアメリカっぽいと思った、笑)。先生は思ったよりも若く、活動的な印象を受けました。質問にははっきりと受け答えしてくれました。先生の経歴を見ていると、ここワシントンDCエリアで生まれ育ち、ワシントンDCエリアでは名門校として知られる大学の医学部を卒業していました。以前経営していた先生の後を引き継いで先生自身が開業してからは5年ちょっとのようで、患者を丁寧に扱うことを意識している感じでした(既に私達のカルテを作っていた)。2005年7月号“Washingtonian”の“Top Doctors”に名前が載っていました。
《クリニックの特徴と内容》
1. スタッフは全員で6人。そのうち医師が2人で1人は女医さん。
2. ちょっとした質問や診察しなくても済むようなことは、診察時間内ならいつでも電話でアドバイスがもらえる。
3. 病気の患者は主に土曜日に診察。場合によっては開業時間よりも早め、遅めにアポイントを取ることもできる。
4. 電話をしたその日にアポイントメントが取れる。(←これ、ポイント高い)
5. 待合室にはおもちゃや本が沢山ある。待っている患者は2、3組程度だった。
6. 診察室は8部屋。診察室の他に体重や身長、視力検査などが出来る測定室があった。診察室は診察台、デスク、とシンプルで清潔。また、ぬいぐるみが置かれていて壁に子供が描いた絵が飾ってあった。待合室の雰囲気とは違い診察室は明るい印象。
7. 血液検査などはクリニックで採血して検査会社に依頼する(他の小さいクリニックでは検査会社に患者を直接行かせる所があるらしい)。
8. インフルエンザのような予防接種は必要なら大人も一緒にやってくれる(他では大人へのサービスはやってくれない所があるらしい)。
9. むやみやたらに抗生物質を与えない。
10. 何人もの医師で経営している大きなクリニックより患者1人1人を良くみてあげられる。
《主な質疑応答》
Q1. 母乳育児についてどう思うか?離乳食はいつ頃与えたらいいか?
A1. 母乳は一番の栄養源。9ヶ月や12ヶ月頃までとできるだけ長く与えられるならその方が良い。離乳食は4ヶ月から6ヶ月ごろに始められればいい(先生はその理由を言っていたけれど内容を把握できなかった)。母乳育児の指導が欲しければ指導してくれる人を派遣できるし、離乳食を与える目安のスケジュールを用意できる。
Q2. どの病院に加入しているか?
A2. 子供の病気によってだがShady Grove Adventist Hospital、Suburban Hospital、あともう1つどこか、に紹介できる。
Q3. 夜間、診察してもらいたい場合はどうしたらよいか?
A3. 近くに“Nighttime Pediatrics Rockville”があるのでそちらへ行くと良い。小児科の中にはそういう所を利用することを嫌がる人がいるが、私達はそれを利用した方がいいと思っている。
●小児科の選択(妊娠32週目)
見学した2つのクリニックは、規模の大きさが全然違うので比較することが難しかったです。少し考えてみて、私達は次の点を優先してBのクリニック(医師2人で開いているクリニック)を選択しました。
•アポイントメントが当日取ることができる
•英語に不慣れな私達には時間に余裕のある先生の方が話しやすいかもしれない
追記(2007.2.11):実際に息子がかかってい小児科医はこちらです。
Victor P. Abdow, MD - Abdow Friendship Pediatrics
11125 Rockville Pike Ste 307
Rockville, MD 20852-3142
(301) 468-8991
Abdow先生のクリニックで気に入っていた点は、
1.熱など出して突然かかりたいとき、予約が直ぐ取れた(2回そのようなときがあったけど、2回とも午前中に電話してその日の午前中に予約が取れた)。
2.風邪を引いても抗生物質をむやみに与えなかった。
3.受付のスタッフ、看護婦さんの対応が親切だった。
4.定期健診の前日には必ず予約の確認の電話をくれた。
5.毎回、健診で受けた内容や次の健診時までの子供の発育・発達などについて書かれた冊子をくれた。
6.待合室には雑誌、絵本、おもちゃ、熱帯魚が泳いでいる水槽などがあり、Holidayシーズンには可愛らしいディスプレイを飾っていた。
です。
Abdow先生はGeorgetown大学の医学部出身だからか、Georgetown大学の医学生が沢山いました。受診する時はいつも医学生が最初に息子を診て、その後に先生が診察してくれるようになっていました。小児科医はAbdow先生(男性)以外にもう1人女医さんがいらっしゃいました。
息子は定期健診の時にAbdow先生に診察してもらっていました。よく診察してくれて満足しています。股関節が脱臼していないか、背骨が曲がっていないか、脚気かどうかなど、赤ちゃんの月齢に応じて色々調べてくれました。医学生に対してもよく指導されているように感じました。 Abdow先生はお喋りな典型的なアメリカ人と言った印象でした。息子が0歳児の時の健診では何回かトンチンカンなことも言ったりして、いっとき先生を変えようかと思いました(笑)。でも、12ヶ月健診の時に、息子のBCGの跡を見て(息子は日本一時帰国中にBCGを受けていた)「このマーク、知ってるよ。結核のワクチンでしょ?」と話してきて、その時はAbdow先生のことを「知識の豊富な先生なんだ。」と思いました。(同じくBCGの跡を見た医学生は「宗教かなにかのマーク?」と聞いていた、笑)。
日本に帰国する2週間前に、ERへ駆け込むことになったときには、本当にお世話になりました。その時はもう1人の女医さんに診てもらいました。受診を受けたときに息子の症状が非常に悪かったので、応急処置して、すぐに総合病院(Shady Grove Adventist Hospital)のERへ行く手配をしてくれました。ERでは、先生からの連絡が入っていたようで直ぐに診てもらうことができました。初めてのことで動揺する私に、先生を初め、研修医、看護婦さんは優しく励ましてくれ、息子を病院へ運ぶことが出来ました。彼女達に感謝しています。
病院への前登録 妊娠週 32weeks
5回目の健診時(妊娠27週目)、受付の人に出産予定の病院へ前登録しておく必要があると説明を受けました。その時渡されたパンフレットの中に“Pre-Admission form”というのがあり、それに必要事項を記入して病院へ提出すれば登録が完了するとのこと。小児科医を記入する欄があったので、小児科医を選定した後、その書類を病院へ提出しました。インターネットからもできたので、私はインターネットを使って登録を済ませました。