水を溜めないダムという発想
光熱費の虚偽報告を指摘された松岡農水相は、いまどき水道の水を飲む人はいないので事務所の水道には「ナントカ還元水」をつけていると、国会で答弁したというが、水道水が不味いのはいまや日本の常識となっているようだ。ところが我が東川町に限っていえば、水道の蛇口から出てくる水をそのまま飲んでも、文句なしに美味い。町外から来たお客さんも例外なく水がおいしいと言う。それもそのはずで、この町には上水道がない。大雪山の伏流水を井戸で汲み上げて飲んでいるのだ。とうぜん水道代は無料である。
 ところが、そんな「水の町」に上水道を整備しようという動きがある。上水道を設置すれば水は有料になるし、必ず塩素を入れなければならないので、水は間違いなく不味くなる。なぜそんなバカなことをするのだろうと誰もが首を傾げたくなるのだが、その理由は先日竣工した忠別ダムにある。
 『北海道新聞』によると、忠別ダムは「コンクリート部分と、土や石を盛り上げたフィル部分を組み合わせた複合ダム」としては「国内最大級」で、「総工費は千六百三十億円」という。また、旭川開発建設部治水課のウェブサイトによると、忠別ダムは「洪水調整」「河川環境の保全」「水道水の供給」「発電」が目的の多目的ダムだという。...http://www.as.hkd.mlit.go.jp/chisui04/main_frame.htmlhttp://www.hepco.co.jp/corporate/ir/management/pdf/ir_m02/2006management-plan02.pdfhttp://www.kikonet.org/theme/kokunai/policy6.html%0Ahttp://www5.hokkaido-np.co.jp/motto/20030705/qa3.html
「おいしい水」の危機
2007年3月11日日曜日