生活を直撃する原油高
 
「この冬はやけにおカネがないなあ」となんとなく思っていたのだが、確定申告を終わってみて理由がよくわかった。いつもの年以上に動き回っていたので、稼いでいる気になっていたのだが、じつは収入が大幅に減り、経費が大幅に増えたために、所得が激減したのだった。収入から経費を引いた所得金額がなんと40,596円! 保険料や基礎控除などを所得から引くと大赤字になった。これじゃおカネがないのもうなずけるという訳だ。私(わたくし)的には、人並み以上に働いている自負はあるのだが、こんなに報われなくていいんだろうか?
 
 確定申告の項目をもとに分析してみると、収入が30万円ちかく減り、経費は30万円以上増えている。経費のなかで大幅にふえているのが、減価償却費・消耗品費・雑費だ。
 
 減価償却費の増加は、去年買い替えた車のぶんがここに組み込まれているためだ。それまでの四人乗りのRVRでは、お客さんを乗せて登山口まで走るには定員が不足していたので、七人乗りのワンボックスに替えた。これは将来へむけての先行投資としてしかたのないものだろう。
 
 雑費が増えているのは、ポスターやチラシを印刷するためにA3プリンターを買ったり、山中泊のプログラム用に大きなテントを新調したり、古くなった装備を買い替えたりしたためで、これも先行投資的な傾向が強い。
 
 最大の増加率を示したのが消耗品費だった。なかでも車の燃料代は、一昨年が13万6243円だったのにたいして、去年は26万5676円と、約二倍に増えている。以前乗っていたRVRはディーゼル車で燃費も13km/lでまあまあよかったのだが、いま乗っているLargoは、ガソリン車で燃費も8~9km/lと悪い。給油のときに支払う金額が体感的に以前の二倍という感じだったので、これはじゅうぶんうなずける結果だ。
 
 冬になると燃費はさらに悪くなるのだが、一月・二月は去年(2005年度)の集計にはとうぜん入っていないので、ことしぶんの確定申告の際にはさらに増えるだろう。灯油代も大幅に上昇しているので、次回は光熱費もだいぶ増加するはずだ。なんとも暗い見通しである。
 
 二月末の時点で、ガソリンは130円/l、77円/lという驚くべき値段になっている。イラク戦争前は、ガソリンが90円/l、灯油が32円/lくらいだったので、ガソリンは約1.5倍、灯油にいたっては2倍以上になっている。77円/lという値段は、ちょっと前の軽油の値段とおなじだ。
 
 この3月20日でイラク戦争開始から三年が経つことになる。開戦の理由になった「大量破壊兵器」はどこにもなく、いちゃもんをつけてぶんなぐっただけの侵略戦争であったことが明白になっている。自衛隊をイラクへ送る金があるのなら、ガソリン代や光熱費の補助があってもいいのではないか。
 
 生活に困った経験がない二世・三世議員が多い「永田町」では、庶民の生活が楽になるようなことはなにも議論されない。与党にも野党にもなにも期待できず、緑の党のような環境政党は議席さえない。こんなクニに未来などないだろう。ほんとうに生きるのが嫌になる。
 
 
 
車貧乏
2005年3月15日