プロジェクト=ぽっくる

プロジェクト=ぽっくる

「プロジェクト=ぽっくる」って、なに?
専門学校桑沢デザイン研究所の学生デザイナー(3名)と非常勤講師(2名)による、デザイン実験プロジェクトです。
「プロジェクト=ぽっくる」って、誰?
ぽっくるファミリーは、以下で構成されています。
コリス:専門学校桑沢デザイン研究所1年
しーほー:専門学校桑沢デザイン研究所2年
レイコ:専門学校桑沢デザイン研究所2年
はるり(PM):専門学校桑沢デザイン研究所非常勤講師
ヒロシサン:専門学校桑沢デザイン研究所非常勤講師
実験の目的は?
1.
発想のヒントになるデザインワークツールを開発して実践し、ホンモノの自由な発想というものを追求する
2.
1を通じ、デザイナーとクライアントの間の「依存関係」の解放の実現をめざす
プロジェクトの目的は?
1.
実験で開発したデザインワークツールを使うこと
2.
デザイナー自身が心から楽しいと感じる対象をデザインし、その例をここにブログのかたちで紹介し、クライアントとして協力してくれる人を求める
実験している「デザインワークツール」とは?
(以下長文ご注意)
「体の反応」です。
自分の体の反応を「センサー」のように使って、デザインの目的を達成するのに役立てています。
というか、「なにそれ本当に役立つのか?」という点を確認するのも、実験目的のひとつです。
人間、かれこれ20年もさまざまな制約や枠組み・定義のある世界で生きていれば、 それらの影響を思っている以上に受けてしまっているものです。
「こういうのかわいいな、すてきだな」と感じるその「感覚」さえ、かなりの割合で「それらいろいろ」の影響によるものです。
自動的にそう感じてしまうほどにガッツリ刷り込まれていることって、とっても多いんですよね。
うまく説明できるかどうかはあまり自信がないのですが、例を挙げてみます。
いわゆる北半球の先進国の国々においてここ100年間くらいの長きに渡って共有されてきた枠組み・定義の代表といえば、
「地球がちょっとやそっとダメージ受けたって経済のためにはしょうがない」
やっぱりこれではないでしょうかね。
そしてその間ずーっと、「自由な発想」をもったデザイナーたちは、さまざまなデザインをしてきました。
大多数は、「地球なんてまぁある意味どうでもいいか、なんとかなるんじゃないかな、ていうか面倒だから考えたくないし」という枠組みと定義を、「モノ」や「ビジュアル」「空間」という、実体のある存在につくりあげてきたわけです。
ただ考えている(もしくは考えないようにする)だけでいるよりも、それを実体のある存在につくりあげてしまったら、それはもう影響の大きさが違います。
実体のある存在から、 定義や枠組みは無言かつ強烈なメッセージとなって発せられますから。
「無言(言語のかたちになっていない)」っていうことが、これまたポイントなんですよねー。
別に「地球より経済が大事」なんてゼッタイ言ってないけどかわいかったりクールだったりする、その「無言さ」こそが絶大な影響力を持っているのです。
そんなもんを世に送り出して定義や枠組みを(図らずも?)強化してしまったデザイナーたちの「自由な発想」って、いったい何だったのでしょう。
そういう発想をしなかったバックミンスター・フラーなんかは、天才的な幾何学の考案でもしなかったら、まったくもってただの変人扱いだったはずです。
彼は当時の枠組み・定義に根底から挑戦したけれども、現在でさえ、彼のそういった側面を軽視して「ジオデシックドーム」だけを語る風潮って、デザイン界にはあったりするわけです。
ウィリアム・モリスにしたってそうですよ!
・・・って、暴走しそうになってしまいました、すみません。
さて、それはともかく、時代もうつりかわり。
今度は、
「地球を大事にしよう、サステナブルでいこうよ、だからそういうデザインをしよう・・・」
そんな気風が高まってますよね?(あれ?そうですよね?)
だけど
「そんなことをイチイチ気にしてたら楽しいことや素敵なことやクールなことを、結構ガマンしなくちゃいけなくなるジャンかよー」
とぼやいてるデザイナーは、とても多そうですよね。
(その独り言、口から出ちゃってますよ)
それほどまでに、過去の枠組み・定義がガッツリ組み込まれているのです。
自由どころか、とてつもなく不自由なんじゃないかなー。
あ、ぽっくるファミリーだって、自分たちは自由だなんて思ってないですよ不自由を思い切り感じてるからこんな実験してるわけで。
(なので迫害しないでください〜笑)
こういう意識を、ではどうしたら突破できるのか?
「頭脳」で突破?
ですよね、 これはある程度は可能ですよね 、本人にその気さえあれば。
たとえば、どのような枠組み・定義を自分の中に取り込んでしまったか、それについていろいろ考えてみる。
これは大切なことだし、かなり有効です。
ある些細な「知識」に触れたとたん、考え方の成り立ちそのものが変革を起こし、根本的に組み換えられる。
そんなケースもあります。
それもそうなんだけど、 でも・・・
プロジェクト=ぽっくるは、大きなきっかけになる「知識」を探し求めたりするということを永遠にしていくのか・・・と思ったとたん、つい遠い目になってしまうという、あまり根性のない人間たちがやっているんです。
あーあ、もっと感覚的でシンプルなツールはないかな。
しかも「前代未聞な感じ」なのが、いいな。(目立ちたいし)
そう考えたとき、「体の反応」を使ってみよう、ということになりました。
「体の反応」なら「正直」なんじゃないか、と。
「自分」という個体の生命を維持すること、そしてそれとつながるあらゆる他の生命との関係を知っているはずの、わたしの体。
「いきものとしての歓び」という本能を備えたはずの、わたしの体。
そこに聞けば、いろいろと突破できることがあるんじゃないか?
そう思ってやってみたわけです。
・・・でも、そうは問屋がおろさなかった。
なんと「体の反応」さえもずいぶんとまぁ、枠組みや定義の影響を受けているもんなんですねー
それはそれで、実験がさらにおもしろくなりましたけれど。
というのも、「自分の枠組み・定義を突破するためのもの」と思って使いだしたツールが、「自分の枠組み・定義を知る手がかり」にもなることが、わかったからです。
これ、おもしろいですよ。
手がかりになったとたん、突破されたりして。
しかも、一度使えるようになるともう本当に、さまざまな場面で 役立ちます。
やり方としては、まずは自分の思うままにデザインしてみます。
その中で、ディテールを詰めるときに行き詰まったり
こうするのとああするのと、どっちが目的を達成できるかな、と迷ったり
ぜったい自分では選ばないような色やかたちを使ってみたいなーと思ったり
2案考えなくちゃいけないけど一個しか思い浮かばないなーと思ったり
あーもーぜんぜんアイデア出てこないよ夜が明けてきたよと思ったり
いろーーーんな場面で、体に聞いてみて、「ほほぉ」となったり「やっぱりそうか」となったり「えーじゃ〜そうしよ〜とりあえず」となったり、するわけです。
ちょっとした「新手の占い感覚」で軽くやるのが、いい感じみたいです。
こういうのって、チカラ入っちゃったら上手くいかないもんみたいです。
とにかく使えば使うほど自分なりの「使いこなし方」みたいなものが身に付いてくるので、基本的には好きにやります。
が、ルールがひとつあります。
それは、「体の反応には原則、絶対服従」ってこと。
「体はこういってるけど、でもかくかくしかじかって思うから、やっぱこうしよう」なんてしちゃったら、そりゃ単に想定内だから実験以外のところでやってね、ってことで、原則NGなのです。
どうしても体の反応じゃない方の、自分の考えを貫いたケースも試したい場合は、別のデザインパターンとして製作します。
これが、ルールです。
このルール以外については、なんらかの結果が出たらそれをもとに実験していく、やり方もどんどん変えていく、そんな感じでやっています。
また、この「体の反応」を使うデザインワークツールには、今のところ正式な名前はついていません。
各人がそれぞれ、「ジブセンツール(自分センサーツールの略)」「カラダセンサー(略してカラセン)」、「ログインセンサー(略してログセン)」などなど、勝手に呼んでいます。
いずれにしても、「センサー」という認識で使っています。
統一はされていませんが、これらの呼び方のすべてが「プロジェクト=ぽっくる」の知的所有財産ですから、その点についてはどうかよろしくお願いします。
さてさて。
「なんじゃそりゃ?」な内容なのに、これほどの長文を読んでくださり、本当にありがとうございました
あ、まだ3人のブログをご覧になっていなかったら、ぜひのぞいていってくださいね・・・
Project=Pockle -All rights reserved
文責:渡辺(貴志)治子&貴志浩
「プロジェクト=ぽっくる」は、デザインの実験です。
上のボックスのうち左から三つは、
しーほー、レイコ、コリスという3人の学生デザイナーの、ブログリンクです。
それぞれの実験の説明や進捗状況をつたえています。
クライアントとして実験に参加してみたい方は
上のボックスの一番右側をクリックしてください。
デザイン料金負担なし
2008年2月末までの限定実験プロジェクトです
(紙代等若干の経費についてはご相談)