舞台の「上下」と書いて「かみしも」と呼びます。「じょうげ」ではないのだ。「舞台の右側ぁ」とか「左側ぁ」だと、「おいおい!どっちから見て右側なのじゃぁ?」ということになるので、「お客さんから見て右が上手(かみて)、左が下手(しもて)」という厳然たる決まりがあります。
舞台は「北座南面」という原則があります。
読んで字のごとしで、「演ずる者は、北に座して南に面す」なのです。
理由は二つあります。
一つは、神の化身として舞い踊り演じた芸能の起源にあります。
皆さんの家でも神棚の向きは南向きか東向きですよねえ。
神々の舞台が北側にあって、拝する(観る)我々一般人は南側にいる訳です。
もう一つの理由はきわめて現実的です。
電気照明のなかった時代、頼りは太陽だけでした。
お日様の明かりがさんさんと照らし出してくれる側に、舞台は作られたのですよ!
はい、ここまでよろしいっすね!
ここからいよいよ佳境にはいりますぞぉ。
あなたが舞台に立っています。南を向いてます。
さぁ、東はどっちでしょう?
そうです!あなたの左手が東です。右が西です。
「とざい とぉざぁいぃぃぃ!」
という役者の言い回しを聞いた事があると思いますが、
意味は「東西東西」、つまり「東から西まですべてのお客様ぁ!」
という呼びかけの意味なのだよ!
んで! お日様が昇るのは東、沈むのが西。
昇って来る東が「上(かみ)」反対が「下(しも)」
となる訳ですぅ〜っ。
どぉです?ためになりました?
舞台には、このように古くからのしきたりとか呼び方とか、
たくさんあります。江戸時代に歌舞伎の世界で使われたものが、
現在の標準になってるようなのもあります。
古い歴史が今に生きている興味深い世界のひとつ、それが舞台です。
ということで、
日曜は良く晴れました。
Don-Palの3階からのぞむ
雪の秋田駒ヶ岳です。