別のホームページにもかつて書いた事がありますが、日本のパンは、あまりにいろいろなものは入りすぎているのでは?と思う事があります。保存料や香料や着色料、乳化剤等の人工合成物質は論外として、バターや、牛乳、甘味料の入れ過ぎは、本来の小麦粉の味を損なうのでは?と思う事があります。菓子パンや調理パン以外の、単純な食パンやフランスパンでさえも、なにかいろいろと味がついてしまって、粉もの独特の歯ごたえや味がないように思います(偉そうですが)。
アラブ伝統のパン、「ホブス」を噛んでいると、小麦粉の味、本来のパンの味がよくわかり、天然素材のおいしさというのがよくわかります。小麦粉って、そのままでも、こんなに美味しいものなのねって、それぐらいでしか私は表現できませんけども・・・とにかく美味しいのです。アラブのホブスはこちらがよく噛んで、パン本来の美味しさを歯と舌で積極的に捜すという食べ方に対し、日本のパンは、少し噛んだだけで、頼みもしない人工的なうまみ成分が舌を覆いつくすといったものでしょうか?少し過激な表現かもしれませんが、そう感じました。
サウディアラビアに滞在中は、調査の帰りにあるパン屋で、いつも焼きたてのパンを買い、まだずいぶんと熱い焼きたてのホブスをハンドル片手に頬張りながら、小麦粉の美味しさを楽しんでいました。5枚でたった1SR(=30円くらい)です。とにかく、焼きたては、特に香りが良かったです。日本でホブスは売っていないのでしょうか?スーツケースに入れて10枚くらい日本に持ち帰り、冷凍して食べていますが、もうそろそろなくなってしまいます(子供が大喜びで食べてしまいますからね)。
焼きたてのホブス。焼きたては水蒸気でふくらみ、レンズのような形になっているけど、時間がたてばしぼんでしまう。焼きたては特に美味。噛み締めるごとに、小麦粉本来のうまみが、滲み出てくる。パン本来の美味しさとは何かわかったような気がしました。