継続の力
ハガイ 1:2-9
予言者ハガイの言葉は、単に人の言葉ではありません。ハガイの人格と言葉によって、神の意志が伝達されたのです。ですから、予言者ハガイの言葉は,神の 言葉なのです。
「予言は、決して人間の意志によってもたらされたのではなく、聖霊に動かされた
人たちが、神からのことばを語ったのだからです」(2ペテロ1:21) (新改訳)
私たちにとっては、予言者や使徒たちの言葉によって成り立っている聖文書、すなわち聖書が、神の言葉です。聖書に聞くとは、神の言葉に聞くことです。
ユダヤ国家の指導者ゼルバベルと宗教指導者大祭司ヨシュアとが、予言者ハガイの予言の言葉、すなわち神の言葉に耳を傾け、聞き従います。そして残れる民も神の言葉に聞き従います。神は聞き従う神の民を感動させ、彼らは神殿再建の作業に取り掛かります(1:14-15)。
神殿再建という画期的出立をしたユダの人々にとって、これからの大きな課題は初心を継続していくということです。再建を中止させようとする圧力が外から内から襲い、民たちを失意、失望させます。その中でも大きな敵は、民たちの消極的、否定的思考でした。この見方は、現実を見るには見るが、問題のみを見て、可能性を見ることをしない、あるいは見ることが出来ない視界しか持ち合わせていません。この点を、神は予言者ハガイをとうして、民たちをねんごろに取り扱います。
今朝のみ言葉を読むと、彼らが直面していく問題は、いま再建している神殿が、ソロモンによって建て上げられた神殿と、規模においても、美しさにおいても、豪華さにおいても比較ならないということです。元の神殿を見て知っているユダの人々は、その大差のゆえにおいおいと泣いたと言われています。
「あなたがた残りの者のうち、以前の栄光に輝く主の家を見た者はだれか。
あなたがたは今、この状態をどう思うか。これはあなたがたの目には、
無にひとしいではないか」(ハガイ2:3)
しかし無にひとしいような神殿にも、主はこのように言われます。
「主の家の後の栄光は、前の栄光よりも大きいと、万軍の主は言われる」(2:9)
主の家の大きさ、美しさ、豪華さは、神様にとって主な関心事ではありません。主の家を建て上げることこそ、主な関心事です。これこそ、神の民であるクリスチャンの一大使命であり、その継続、遂行のために、神は外からは勇気づけ (2:4) と内からは聖霊の内住 (2:5) によって、その民を励ましているのです。
日語部牧師
岩渕 宏安
2007年1月14日 〜 教会再建 〜