5. 聖霊論

2) 聖霊と一般恩恵 - G

 
 
 
 
 

5. 聖霊論ー2) 聖霊と一般恩恵-G

2009年5月17日

 

G. 諸宗教とキリスト教


人間は、その本質において宗教的存在です。そこで、わたしたちの世界には沢山の宗教が存在しています。広辞苑の定義によれば、原始宗教と呼ばれているアニミズム、自然崇拝、トーテミズムがあり、特定の民族が信仰する民族宗教があり、世界宗教と呼ばれている仏教、イスラム教、キリスト教があります。その他、この世界には多種多様な宗教が存在しています。人類は、互いに多元宗教の中に生きているのです。


多元宗教の中で、諸宗教は大まかに言って、次の三種類のどれかに属する態度を、互いにとっていると思われます。


1. イスラム教やキリスト教のように、その本質において妥協せず、相手に対して甚だ不寛容である宗教。


2. 多神教の宗教はもとより、多くの宗教が共に共存しようという姿勢を示しています。


3. ある宗教は、他宗教に対して無関心です。新興宗教のうちに、その例を見ます。 


日本の諸宗教は、キリスト教、創価学会、等々の例外を除いて、互いに寛容で共存しようとする姿勢があります。その理由は、


1. もともと日本の諸宗教は、多神教で、複数の神々の存在を信じています。ギリシャ、ローマの古来の宗教は

    多神教で、アポロ、ゼウス、といった神々が登場します。現代の多神教の中には、インドのヒンズー教や日 

    本の神道も、その範疇にはいります。


2. 日本の諸宗教は、多神教と密接な関係にある汎神論的宗教です。自然界のあるもの、例えば、岩、滝、山、

    川、木、山などを、神と同一視して、自然を神とみなします。多神教と汎神論の区別はあいまいで、神道な

    どはその両方の範疇に属します。


そこで、次のようなよく耳にする言葉が、自然と生まれてくるのです。


1. 富士山は、どこから登っても頂上に到達します。同じように、どんな宗教を信じても、神様に行き着きます。


2. 宗教は、どれも元を正せば同じもの。どの宗教を信じていても信仰心を厚くもって、正しく生きるように努

    力すればいいのです。


3. どの宗教を信じても、人は救われ、天国に行けます。


4. 人は神の子ですから、すべての人は神の国に入れます。


5. キリストだけが、人を救うことが出来るというのは、独断的ではないでしょうか。


これらの問い掛けに、皆さんで考え、答えていきましょう。


* * *

<暗唱聖句>

                                            「わたしは道であり、真理であり、命である。

だれでもわたしによらないでは父のみもとに

                                            行くことはできない」(ヨハネ14:6)


宿題:来週は、一般恩恵が人を救わないということを学びます。どうしてか、考えてください。

         とは言え、一般恩恵と特別恩恵の相互関係は密接で、切り離すことができません。


日語部牧師

岩渕 宏安

 
 
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