5. 聖霊論

2) 聖霊と一般恩恵 - A

 
 
 
 
 

5. 聖霊論ー2) 聖霊と一般恩恵-A

2009年3月8日

 

A. その意味


最初人類であるアダムとエバが神の命令にそむいて、不法の罪を犯して以来、彼らをはじめとする全人類は、神の刑罰の下に置かれ、神から切り離され、滅んでいく者となりました。


    「主なる神は人を連れて行ってエデンの園に置き、これを耕させ、これを守らされた。主なる神はその人に

    命じて言われた、‘あなたは園のどの木からでも心のままに取って食べてよろしい。しかし善悪を知る木から

    は取って食べてはならない。それを取って食べると、きっと死ぬであろう」(創世記2:15-17)


このことは、神のみ使たちにも起きていることを、ペテロは告げています。


    「神は、罪を犯した御使たちを許しておかないで、彼らを下界におとしいれ、

    さばきの時まで暗やみの穴に閉じ込めておかれた」(2ペテロ2:4)


アダムとエバは、罪を犯したそのとき、死の宣告を受けたが、直ちに死んだわけではありません。その後、彼らは何年も生きつづけ、神の恵みを受け続けたのです。どうして、神は死に値する人間を祝福し、恵みを与えつづけたのでしょうか。その答えは、神が人間に一般恩恵(Common Grace)を与えているからです。


一般恩恵を、次のように定義づけることができます。


「一般恩恵とは、人間に与えられている神の無数の祝福であるが、それは救いには導かない。」


一般(Common)という言葉は、すべての人に共通し、すべての人が共同し、すべての人と共有するという意味です。信者だけとか、選ばれた人とか、という制限はありません。例外なく、すべての人に与えられている普遍的恵みです。


一般恩恵と区別される、人を救いに導く神の恵みを、特別恩恵(Special Grace)とか、救済恩恵(Saving Grace)と呼びます。


しかし、この区別は、神の恵みには異なった二種類の恵み(two different kinds of grace)があるというのではありません。そうではなく、神の恵みは、この世界に二つの違った方法(two different ways)で現されているということです。


まとめると、


1. 一般恩恵を受けても、その結果、人を救いには導かない (一般恩恵の限界性)。


2. 一般恩恵を受ける人は、信者、末信者の区別がない (一般恩恵の普遍性)。


3. 一般恩恵は、キリストの救済の働きから来るものでない (一般恩恵の相違性)。


* * *

<暗唱聖句>

「愛する者よ。あなたのたましいがいつもめぐまれているのと同じく、

                            あなたがすべてのことに恵まれ、またすこやかであるようにと、

                            わたしは祈っています」(3 ヨハネ 2節)


宿題:来週は、一般恩恵が自然界/物質の領域に与えられていることを学びます。

         一つの聖句を、聖書から見つけてください。


日語部牧師

岩渕 宏安

 
 
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