3. 人間論

4)神と人との契約 - B

 
 
 
 
 

3. 人間論ー4)神と人との契約-B

2008年6月29日

 

B. 恵みによる契約


人間が、「行いによる契約」を破り、祝福を失ったとき、神がとられた他の方法は「恵みによる契約」でした。創世記3章で、「行いによる祝福」を得られなくなった時、同じ章で「恵みによる契約」を、神はすでに備えておられます。


1. 「恵みによる契約」も、「行いによる契約」と同様に、神と救いを受ける者との間に存在する間関係で、旧約、新約聖書全体の中に生き生きと流れています。ヘブル人の手紙は、この中保者という神の側の働きを強調している書です。


    「それだから、キリストは新しい契約の仲保者なのである。それは、彼が初めの契約のもとで犯した罪過を

    あがなうために死なれた結果、召された者たちが、約束された永遠の国を受け継ぐためにほかならない」

                                                                                                                             (ヘブル9:15)

使徒パウロも、中保者の概念をはっきりと語っています。


    「神は唯一であり、神と人との間の中保者もただひとりであって、それは人なるキリスト イエスである。

    彼は、すべての人のあがないとしてご自身をささげられたが、それは、定められた時になされたあかしに

    ほかならない」(1テモテ2:5-6)


そこで、必要になってくることは、「和解」という概念です。神が、ご自身にわたしたちを和解させてくださったというのです。「和解」とは罪過によって、神に反逆している者をゆるし、双方の間の調和と平和を回復し、平安を与えられることです。パウロは、この点に関して大切な真理を、わたしたちに伝えています。


    「もし、わたしたちが敵であった時でさえ、御子の死によって神との和解を受けたとすれば、和解を受けて

    いる今は、なおさら、彼のいのちによって救われるであろう。そればかりでなく、わたしたちは、今や和解

    を得させて下さったわたしたちの主イエス キリストによって、神を喜ぶのである」(ローマ5:10-11)


さらに、パウロは、和解の遠大なスケールを語ります。


    「そして、その十字架の血によって平和をつくり、万物、すなわち、地にあるもの、天にあるものをことご

    とく、彼によってご自分と和解させて下さったのである。あなたがたも、かつては悪い行いをして神から離

    れ、心の中で神に敵対していた。しかし今では、御子はその肉のからだにより、その死をとおして、あなた

    がたを神と和解させ、あなたがたを聖なる、傷のない、責められるところのない者として、みまえに立たせ

    て下さったのである。ただし、あなたがたは、ゆるぐことなく、しっかりと信仰にふみとどまり、すでに聞

    いている福音の望みから移り行くことのないようにすべきである。この福音は、天の下にあるすべての造ら

    れたものに対して宣べ伝えられたものであって、それにこのパウロが奉仕しているのである」

                                                                                                      (コロサイ1:21-23)

和解の福音の本質と、それを委せられたパウロの使命を見て下さい。


    「神はキリストによって、わたしたちをご自分に和解させ、かつ和解の努めをわたしたちに授けて下さっ

    た。すなわち、神はキリストにおいて世をご自分に和解させ、その罪過の責任をこれに負わせることをしな

    いで、わたしたちに福音の和解をゆだねられたのである。、、、そこで、キリストに代わって願う、神の和

    解を受けなさい。神はわたしたちの罪のために、罪を知らないかたを罪とされた。それは、わたしたちが、

    彼にあって神の義となるためである」(2コリント5:18-21)


2. 「恵みによる契約」には、「行いによる契約」とは違って条件があります。「行いによる契約」の場合は、中保者はいりません。しかし、「恵みによる契約」には、中保者が必要になります。つまり、中保者を信ずる“信仰”が要求されます。


    「わたしは福音を恥としない。それは、ユダヤ人をはじめ、ギリシャ人にも、すべて信ずる者に、

    救いを得させる神の力である」(ローマ1:16)


参照聖句:ローマ4:1-15

* * *

<暗唱聖句>

  「アブラハムは主を信じた。主はこれを彼の義と認められた」(創世記15:6)


宿題:キリストの人間性 (人性)を語っている聖書の箇所を、一つ上げてください。


日語部牧師

岩渕 宏安

 
 
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