1. 啓示論/聖書論ー神の言葉
2) 聖書の聖典性- A. 旧約聖書

1. 啓示論/聖書論ー神の言葉
2) 聖書の聖典性- A. 旧約聖書

1. 啓示論/聖書論ー2) 聖書の聖典性-A.旧約聖書
2007年7月1日
聖典 (the Canon of Scripture)
「聖典とは、クリスチャン教会が信仰と行為の権威ある規範として認めている公式の
書物です」
それゆえに聖書の内容は、歴史的、教理的に信頼することが出来、人の言葉を用い
書かれた神の啓示として権威ある書物です。
すべてのことは、聖典である聖書によって、その光によって判断されます。
A. 聖典としての旧約聖書
質問) どこで、どのように聖典としての聖書が始まったのでしょうか?
答え) 聖書自身が、聖典としての聖書の歴史的な発展を証ししています。
最も古い神の書かれた言葉は、十戒でありましょう。神ご自身が二つの石の板に、神
の民に命じた言葉を書き刻みました。十戒は、神から与えられた絶対的権威あるもの
でした。
「主はシナイ山でモーセに語り終えられたとき、あかしの板二枚、すなわち
神が指をもって書かれた石の板をモーセに授けられた」(出エジプト31:18)
(参照聖句:出エジプト32:16; 申命記4:13, 10:4)
それらの二枚の石の板は、契約の箱の中に納められました。
「それでわたしは身をめぐらして山を降り、その板を、わたしが作った箱に
おさめた。今なおその中にある。主がわたしに命じられたとおりである」
(申命記10:5)
イスラエルの歴史と共に、神からの権威ある言葉がつけ加えられていきました。モー
セ自身も、神からの言葉を書き記し、それらを契約の箱のかたわらに、置いていきま
した。
「モーセがこの律法の言葉を、ことごとく書物に書き終わった時、モーセは
主の契約の箱をかつぐレビびとに命じて言った。『この律法の書をとって、
あなたがたの神、主の契約の箱のかたわらに置き、その所であなたにむか
ってあかしをするものとしなさい』」(申命記31:24-26)
このように、聖書の最初五つの書には、モーセ自身が書き記していったという言及
があります (出エジプト17:14; 24:4; 34:27; 民数記33:2; 申命記31:22参照)。
モーセの死後、ヨシュアはそれまで集められたか書かれた神の言葉に、つけ加えて
いきます。
「ヨシュアはこれらの言葉を神の律法の書にしるし、大きな石を取って、その
所で、主の聖所にあるかしの木の下にそれを立て、」(ヨシュア24:26)
神はモーセに、「わたしがあなたに命じる言葉に付け加えてはならない。また減らし
てはならない」(申命記4:2)と言っているのに、ヨシュアは付け加えているのは、ど
うしたことでしょう。明らかに神は、ヨシュアにモーセ律法に付け加える権限を与え
たということです。
さらに、その後のイスラエルの歴史において、予言者の任職を神から与えられた予
言者たちが、神からの言葉を書き記していきました。
「その時サムエルは王国のならわしを民に語り、それを書にしるして、主の前に
おさめた」(サムエル上10:25)
「ダビデ王の始終の行為は、先見者サムエルの書、予言者ナタンの書および
先見者ガドの書にしるされている」(歴代志上29:29)
「ヨシャパテの行為は、ハナニの子エヒウの書にしるされ、イスラエルの列王の
書に載せられてある」(歴代志下20:34)。列王記上16:7によると、エヒウは、予
言者でした。
「ウジヤのその他の始終の行為は、アモツの子予言者イザヤがこれを書きしるし
た」(歴代志下26:22)
「ヒゼキヤのその他の行為およびその徳行は、アモツの子予言者イザヤの黙示と
ユダとイスラエルの列王の書にしるされている」(歴代志下32:32)
「主からエレミヤに臨んだ言葉。『イスラエルの神、主はこう仰せられる、わた
しがあなたに語った言葉を、ことごとく書物にしるしなさい』」(エレミヤ30:1)
B. 外典 (Apocrypha)
* * *
<暗唱聖句>
「この神の言は、信じるあなたがたのうちに、働いているのである」
(I テサロニケ2:14)
日語部牧師
岩渕 宏安