現在私が勤めている会社(株式会社テクノラボ)に、新型の3D造型機が導入されました。3D-CADや、3Dのグラフィックスのデータ(STL、VRML形式等)を入力すると、自動的に立体物として造形してくれる装置で、3Dプリンタとも呼ばれています。
造形サンプルとして、オリジナルデザインのデジタル一眼レフカメラを作ったので、ここで公開させていただきます。
私がいつもデザインに使っている3Dグラフィックスソフト、STRATA 3D CXで作ったレンダリング画像です。
デジタルカメラでありながら、巻き上げレバーを装備しているのが大きな特徴。現在の一眼レフカメラは、銀塩でもデジタルでもシャッターチャージはモーター駆動なのですが、これを手動にしたら面白いんじゃないかと思ったのです。モーター駆動のための電力が不要になるし、1ショット1ショットを大切に撮ろうという気持ちになれるのではないでしょうか?  ●レンダリング ●モックアップ はい、いきなり完成後のモックアップです。3D-CGによるレンダリングがいくらリアルだと言っても、モックアップのリアルさにはかないません。なんといっても手に持った感触までわかりますからね。
実際のカメラと同様に前面カバー、後ろカバーなど、各部を個別に造形して組み立ててあります。ショーで展示したときに目立つように、ボディカラーはパールホワイトにしました。レンズは手元にころがっていた、シグマのズームレンズを装着してあります。 青いグリップはエラストマー(ゴムのように柔らかいプラスチック)製です。造型機で作ったパーツからシリコーンゴムで型を作り、液体エラストマーを注型して加熱硬化させました。アイピースも同じ手法で作ってあります。 一眼レフカメラのグリップとレリーズまわりに、これまでにない形はできないものか? と考えた結果生まれたデザイン。ボディから斜め上に生えたレリーズボタンがカッコイイんじゃないかと・・・ 実際に握ってみても、指のかかりがすごく良いんです。 ペンタプリズム部周囲の紫色のリングは透明樹脂製です。これも造型機でマスターを作り、シリコーンゴムで型を作って透明樹脂を注型。ちなみに、透明パーツを気泡無しで注型するのは素人レベルでは難しいです。 後部のデザインは、時間の関係で練り込んでありません。現状では親指のひっかかりが良くないし、本来なら各種の操作ボタンが並ぶはず・・・ ストラップ金具も省略です。 ディスプレイ部は着脱可能で、ビュアーとして単独動作可能、という仕様を想定しております。想像上のカメラだからなんでもアリですね。 ショーでの展示効果を狙って、オデコの透明パーツの裏には3色発光高輝度LEDを組み込んであます。10秒程度のサイクルで色々な色に光ります。当初、ナイト2000のような流れるフラッシャーを組み込んでみたのですが、派手過ぎたので取りやめに・・・ テクノラボの造型サービスは、従来主流の光造型機に比べて3倍以上の造形スピードと、1/3以下の造形コストが特徴です。ピッチは0.1mmなので表面に積層段差が出ますが、非常に削りやすい材質なので、サンドペーパーで簡単に奇麗な面に仕上げることができます。

とにかく従来にない低コストで造形可能なので、自分がデザインした製品のモックアップを作ってみたいというデザイナーの方、3Dデータから趣味の工作物を造形してみたいというアマチュアモデラーの方は、是非テクノラボにお問い合わせください。
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